今日は、朝から遠出しようかなとも思ったが、ついつい遅くなって、午後から、府中の浅間山公園の武蔵野キスゲを見に行った。自転車でいこうかなとも思ったが、この間の祖師谷公園の帰りに雨に降られて慌てて、ギアを重くして踏ん張って漕いだせいか、打ち身の膝が少し傷むので、今日は電車とバスにして出かけた。
東府中からなら、目の前のバス停にとまるというのに間違えて、府中に出てしまった。ちょうど武蔵小金井行きのバスが止まっていたので、運転手さんにお聞きしたら、ちょっと歩くけれど、浅間町で降りてくださいと言われた。スマホ地図を見て、一応行き方を調べた。府中の森公園からは少し離れているみたい。
バス停で降りて、居合わせた方に行き方を確かめて、右方向に歩く。信号のところに病院があってそこをまた右に曲がっていくと、前方に緑が見えて来て、バス停があり公園の看板が見えた。
自転車置き場には近隣の方々が訪れているらしく沢山停めてあった。皆さん、「きれいに咲いているわね」とか言いながら、ニッコウキスゲに似た感じの武蔵野キスゲを見る。ギンランが横の小径のそばにきれいに咲いていた。
そのあたりに竹で柵が作られてつる植物の先に独特の形の花が見られた。どこかで見かけたことのある、ハンショウヅルのようだった。
その後、軽い小山になった道を登って行った。そちら側にもハンショウヅルの棚があって、こちらは花が多く咲いていたが、通路からは少し離れていたので、写真はぼけてしまっていた。
ノイバラも2株あって清楚に咲いていた。
林床に所々ギンランやキンランが咲いていた。杉並の公園で見たのはだいぶ前だったのに、今咲いているというのは、気温がだいぶ違うのでしょうか?
登っていくと東屋が見えてその先もあるようだったが、私は尾根道の方に進んだ。
そのあたりも武蔵野キスゲが咲いていた。富士見百景という富士山が見えるところがあったが、午後の時間で富士山は見えなかった。丹沢の山が見えていたが写真には写っていなかった。ビルの右手に見えるらしい。
その先に、赤い実のついた小さな木があって、グミの実のようだったが、我が家のグミとは葉が違っていた。
進むと小さな広場のようになっていて、何かお墓のようなものが立っていたが、見なかった。パンフレットを見たら、人見四郎の墓後と書かれていた。人見四郎ってどういう人なのかな?
ともあれ、そこは前山というところらしく、一度坂道を下って東屋の方に向かう坂道を登って行った。そのあたりはやや暗くて花は少なかった。中山の頂上あたりになるとまた武蔵野キスゲが増えてきた。東屋の南側もキスゲがたくさん咲いていた。
それから尾根道をたどって、お手洗いのある方に行き、女坂という道を登って堂山の頂上にある浅間神社のところに出た。その途中もたくさん武蔵野キスゲが咲いていた。キンランとかギンランも見られたと思う。神社の小さな祠にお参りをしたが、皆さん次々とお参りしていらした。
男坂がどこだか見ないまま、私はそこから下側のすその道に向かった。土の下り坂だから、雨の後は滑りやすいかもしれない。下側から見る武蔵野の雑木林を背景にした武蔵野キスゲの丘は素敵だ。途中にはエゴノキに白い花がたくさんついていてきれい。
ミズキやガマズミの白い花もなかなか美しい。
ミズキ 大きな木だったのでミズキと思ったが違うかしら?
ガマズミ
これはマユミか?
丘の武蔵野キスゲの写真を撮りながら進むと、おみたらし神社という鳥居と崖のところに水がしみだしているような小さな祠があった。
横にイヌシデの木と書かれていたがどれか分からず、白い花がたくさんついていたのはヤマボウシだったようだ。よく見かけるヤマボウシの花よりも小さい花がたくさん上向きに咲いていた。パンフレットにヤマボウシと書かれていたから、間違いなさそうだ。
その手前には、いぼたの木と書かれた木に小さな白い花が咲き始めていた。
元来た道に戻って、またギンランを愛でてから、バス停の方に向かった。
こんなに武蔵野キスゲが咲いているとは思わなかったが、以前よりは少なくなっていると言っていらっしゃる方がいらした。府中市?(都立公園なので管理は違うかもしれない)の方で、雑木林の林床の手入れをしていると書かれていた。木漏れ日が入らないと、咲かなくなるのだろう。都内にはいろいろ特色のある公園があるのですね。
府中の森にまわろうかなと思ったが、夕方なので止めておいた。昔梅の季節に友人と行ったのだが。