新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

扇山(大月市)登山2020.11.15

2020-11-16 | ハイキング・登山

昨日は、ケガをした友人のリハビリ登山にお付き合いして、山梨大月市の扇山に登ってきた。最高の晴天に、あたりは紅葉真っ盛りで、気持ちよい登山が楽しめました。

高尾で集合して、朝8時45分発の電車で出発。実はもう一本早い電車なら一日一本だけのバス(帰りはない)に乗れたのだそうだが、反対から登った方がリハビリ登山には楽そうだということで、タクシー利用して犬目の方から登ろうという計画だったそうだ。

車窓からの紅葉の山並み

ぼけたが車窓からの大イチョウ

ところが、今は廃止された君恋温泉からの方が、タクシーの距離が短いということで、計画を変更。友人は予約していた四方津のタクシーを解約。下車駅の鳥沢のタクシー会社を探したが、以前あったタクシー会社は出てこなくて、結局駅に降り立ってから、駅前の看板に書かれていた大月タクシーを呼んだので少し待機。以前のタクシー会社は利用者が減って廃業したとか。

鳥沢駅

駅の前の道路の脇に和菓子屋さんがあって、魅力的。買いましょうか?と皆さんに声を掛けたら、Oさんが買いに走ってくださった。まん丸いかりんとう饅頭はカリッとして美味しかったです。ご馳走様。

それから簡単な準備体操をしていたらタクシーが来て、君恋まで運んでくださった。元君恋温泉のあたりは楓が見ごろ。記憶をたどって君恋温泉わきの畑の間の道を登る。柵が施された畑の終わりにはキウイの実がたわわに実っていた。

畑の柿の実

そこから本格的な登山道に入る。道にはどんぐりがたくさん落ちていて、落ち葉とともにザクザクと踏みしめる。これだけ生っていたら熊も空腹ではないだろうと、ちょっと安心する。しばらく行ったところで、こっちかなと荒れた林の中に入り込んだ。右手にはどうも沢に降りる細い道があるらしかったのだが。

しばらく枯れ木や落ち葉の積もった道なき道を歩くが、特にしるしもなく、やっぱり違うみたいということで、あと戻った。

その右手の降りるところはちゃんとした細い階段があって、こちらが登山道らしかった。最初に除いてみたらよかったのだが。何しろだいぶ前に通ったけれど、下山コースとして通っていて、記憶が全く抜け落ちていた。一昨日のうちに古いブログを読んでおけばよかったです。簡単コースと思って読んでこなかったのです。

階段を下りて、沢沿いの細い道をストックと使いながら歩くと、大滝を言う滝があった。写真を撮ったりして小休止。それから滝の脇のまた急階段を上り、平らだけれども狭い登山道を歩く。

橋を渡ったところからの大滝

階段を上る(写真はぼけました)

大滝不動

登山道らしくなってきて、緩やかに落ち葉の積もった道を登る。時々楓の紅葉が見事。

犬目からの分岐を経て、また緩やかな登りが続く。途中から富士山が見えた

途中に咲いていたコウヤボウキの花

途中の木の幹のバッタ。緑が鮮やかだった。

さらに杉の植林地帯を登って、そろそろ頂上かしらと思うとさらに先があった。

頂上手前の楓

尾根の右手のカラ松(少し終わりかけですね)

山頂方面のカラ松

頂上近くは少し斜度も増して、滑りやすいが、頑張って登ると山頂に人の姿が見えた。富士山もまだ見えていた。(富士山見えるように少し画面を暗くしています)

山頂の北東の大きなマユミの木。実はもっとピンクがかって見えた。

広い山頂ではお弁当を広げるグループがいくつもいらした。

友人が、メスティンをセットして、豚汁の汁を温めながら、その上に網を乗せて、シュウマイをふかし始めた。蓋の上にはおにぎりを一つ。アルコール燃料を二つ置いていらっしゃった。マッチですぐに火が付いた。

想像したより早く、シュウマイは温まり、次に友人は残りの豚汁をポットから足して温めた。

私はごちそうをいただくとは思わずに簡素な弁当を用意していたので、おなか一杯。Oさんもベーコンを分けて下さった。私はちっぽけなワカサギのから揚げを一つずつ分けたけれど、ほかには分けるものを持って来ていなかったので、いただくばかりになってしまった。まあ、これ以上あっても食べきれませんね。

ということで、珍しい黄色のカリフラワーとラディッシュ、熱々のシュウマイとおいしい豚汁をごちそうになりました。ごちそうさまでした。

おなか一杯になって、片づけをして、下山開始。なしの木平への道は傾斜がリハビリ登山にはどうかなと少し心配もしたが、そこを下りてしまったら、緩やかな車道歩きだから、ほかのルートよりは楽かもしれないと、当初の計画通りに、なしの木平への道に向かった。百倉山から犬目の方に向かう方も多い様子だった。

ゆっくり休んだので、友人も疲れが取れたらしく、順調にジグザクの登山ルートを下りて行った。

山の神の奥宮の祠が見えた。昔のブログには赤い木造の写真があったので、石づくりに変えたのかもしれない。

その下だったか、水場があった。何本かのチューブから水が出ていたので、手前のに、手を突っ込んだら、さほど冷たくはなかったが、おでこなどに水を付けたら気持ちよかった。昔は飲んだみたいだが、今日は水分十分なので、飲まなかった。

それから、杉かヒノキの林の中を下っていくと、赤い印と、ピンクのしるしが見える緩い斜面があって、私たちはピンクの目印の方に進んだが、後から考えたら、それはここが山椒の里ということで、山椒の木につけられたリボンだったみたい。降り着いたら、とうせんぼのロープが張られていたから、本当は赤い印の方を通った方がよかったらしい。

道路のガードレールが見え、松の木平の扇山管理事務所の建物が見えて来た。

休憩舎の近くのナンテン。杉の林で薄暗いのに、しっかり実をつけていた。(画像は明るくしました)

トイレ休憩してから、道路に出る。

松の木平のバス停。一日朝一本だけなのに、バス停だけは毎度しっかりしている。

大槻カントリークラブの入り口があり、その右側かなと思って、道路を歩くが、ひどく荒れていて歩道には草が生い茂ったりしていた。道の両側も落ち葉が積もっている。しかも上り坂になって、こっちでよかったのかなとちょっと心配になる。Oさんが、スマホで位置を確認すると、大丈夫らしい。昔通った時の記憶が全くないのだ。

そのあたりの黄葉。

真っ赤な楓が見えたが、どうもゴルフ場の建物の前に植えられたものだったらしい。

だいぶ車道を歩くと富士山がシルエットになって、ススキの向こうの山の上に見えた。かすかですが。

桂川ウェルネスパークの入り口があり、クマ出没の看板のところには親子連れが遊んでいた。さらに進むと車道わきにぽつぽつとシュウメイギクが植えられていて、ピンクが鮮やか。

山並みの向こうに百倉山が見える。夕陽に黄葉が映えている。

右手に目を向けると扇山の全貌が見渡せた。

日が当たると色合いがきれいですね。

中央道のガード下を渡ると民家も増えてきて、フェンスにつる植物の実が見られた。

ツルウメモドキの実らしい。葉はどうも別のもの、野ブドウの葉かもしれない。

野ブドウの実(ピンクっぽい実は虫の幼虫が入り込んで食べられないとか。葉や根を漢方に使うこともあるらしい)

1時間ほどの車道歩きで、少し股関節が傷み始めたところで、駅についた。地酒を扱っているという店は閉まっていて、饅頭屋のカリント饅頭は売り切れたのか幟はしまわれていた。残念!

のんびり歩いたので、5分前に電車は発車していて、途中でお会いした若い女性はもうそれに乗ったみたい。私たちは4時15分の電車で帰った。

友人と私は、Oさんと別れて、高尾で京王線に乗り換えて帰った。リハビリ登山とはいえ、5時間も歩かれて、元気だなと思った。自分はそんな元気あるかしらね?

お天気に恵まれ、紅葉を堪能するよい一日でした。お誘いありがとうございました。低山でも道迷いとかの遭難はあるので、コンパスクラブに登山届を提出したが、その山行程とほぼ同じコースタイムで下山できました。下山通知は忘れずに出せたのでよかったです。

 

 

 

 


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