先週天気予報が悪くて延期した荒船山登山、今日も天気予報はよくなかったのだが、行くことになった。さてはて、親が不安定だけど、どうするかな?迷いながらも準備して、同居の息子に見てもらうよう頼み、弟にも遊びに来てもらうように頼んだ。
前夜も親は医者を呼んでほしいと言ったりしてばたばた。お医者様に夜遅く、電話をしたら、さすがに、ブドウ糖をなめさせましたか?とおっしゃり、まだだったのでブドウ糖をなめさせて、様子を見たら落ち着いてきた。
朝、起きたらすぐに飴をなめ、水を飲むように書置きして、いろいろおかず類を冷蔵庫に入れて出発。
コースは、最短で登れる荒船不動尊からの登山コースにした。順調なら休憩を入れないで1時間半で艫岩まで行けるようだ。それなら雨が降り出す前に下山できるだろうと思ったのだ。しかし朝の天気予報を見たら、昨日の予報よりは悪くなっていた。幸い出発時にはまだ降っていなかった。良かった!
あいにくの天気予報のために道路はすいすい。ナビに従い上信越道から下仁田ICで下りて、荒船の湯方面へ。そのあたりの紅葉がきれいだったのだが、朝は寒くて窓が開けられず、あまり見られなかった。雨もぽつぽつ。
その先のトンネルをいくつか越え、神津牧場や荒船風穴(世界遺産だそうだ)への道を分け、そのまま峠の茶屋を過ぎて長いトンネルを抜けたあたりの内山大橋と言うところに荒船不動尊への道があるかと思ったら、分かれ道はなくそのまま初谷温泉への分かれ道を見てそのまま進んでしまったので、慌ててUターンして初谷温泉入り口にあった看板を見たら、その先すぐに細い道が右に別れていた。しかし登山口は通れませんと書かれていて、不安になった。
くねくねした細い道を進んでいくと荒船不動尊の駐車場らしきものがあった。落ち葉に敷き詰められた駐車場には一台の車が止まっていた。なんだかほっとする。
駐車場のあたり(ほとんど紅葉は終わっている)
駐車場の横から登り道があり、車も通れそうだったが、そこは参拝者のみ利用できるとあった。ちょっと急だ。少し登ると荒船不動尊の社が見えた。地味なお不動様だ。
お手洗いがあったので利用させていただき、代表一人がお参りをして道中の安全を祈願。
庫裏の横の方から登山道が始まるがゆるやかな道だ。
しばらく行くと丸太を使った砂防ダムがいくつか続く。
道は沢沿いに何回も沢を渡る。ところどころ木の橋や滑りやすい鉄板の橋もあった。
道々、内山峠方面から艫岩を経て登って来たであろう一団が降りて行った。あと数組の人が降りてきた。鉄板の橋は滑りやすいですよ、と教えてくださった。
鉄板の橋(滑り止めの板がついている)
1時間ほどかかって、星尾峠に着いた。
星尾峠から経塚(行塚)山分岐まではすぐだった。階段がたくさんあったけど。
雨が降ったり止んだりしていたので、行塚山へは行かないで艫岩に向かった。
頂上台地は殆ど平らで、熊笹の間の登山道を歩く。途中には祠や碑が立っていた。いくつかのツツジ類の葉が黄葉して残っていた。雨は止まない。
やがて避難小屋の屋根が見え、たくさんのハイカーが東屋で食事をしていた。
その先に艫岩展望台があった。何人かが雲海の中のわずかに見える山々を見ていたが、雲海は真っ白だった。
それで食事を採ることにした。じっとしていると寒いがテーブルの柱についていた温度計は10度を示していたが、何台かのバーナーがついていたからかもしれない。
食事のあと、再度艫岩の方に行ったら、大分雲が晴れていて、紅葉の山々が薄くなった雲の間に見えていて、なかなか素晴らしかった。しかし晴れていたら、もっとすごかっただろう。
帰り道のモミジの葉
帰りはピストンで1時間半くらいで不動尊に戻った。内山峠からの団体さんを待つ小型バスが2台駐車場に停まっていたが、あの細い道をよく通れるものだと感心した。
車窓からの荒船山
初谷(しょや)温泉と言うのもあったが、どうも日帰り入浴はしていないみたいで、私たちはインターチェンジへの道の途中にある荒船の湯に寄って正解だった。天候のせいかかなり空いていて、ゆくりすることができた。
荒船の湯のドウダンツツジがきれいだった。
帰りは渋滞が断続的にあったが、いつもよりはかなり早く帰宅できて良かった。まあ親も無事だった。皆さんいろいろありがとうございました。
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