新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

2024.11.9~10千曲川さかき往復

2024-11-12 | 旅行

そういえば頂いたバス券があったのを思い出した。使用期限は11月30日。いろいろ予定が入っているけど、どこかで使わないともったいない。知り合いに聞いてみたが、11月は無理という方が多かった。チケット屋さんに売りにくいシステムだから自分で行かないと。。。

行先は4か所に限定されている。長野方面に行こうかと路線図を見ていたら、「千曲川さかき」のバス停が最初の降車駅だった。さかき(坂城)といえば移住した友人ご夫妻が住んでいらっしゃる場所だった。それで以前お誘いを受けたこともあり、電話してみることにした。

気さくな方で、こちらの都合がつく日を告げたら、9日なら予定がないから大丈夫よ、とのこと。あまりに急で申し訳ないと思いつつ、お言葉に甘えてしまった。

一応山小屋用のシーツを入れ、着替えを最小限入れたが、坂城あたりの気温とかの予報を見なかったので、寒いかもしれないと山用のあったかタイツを履いて行った。スラックスもヒートテックのジーンズにしたが重い。小さなデイバッグに東京土産なども詰め込んで、出発。お茶を入れ忘れてしまった。ミカンの小さいものを入れたけれど。

朝、7時15分に出るつもりがバタバタして、25分に。駐輪場に置きっぱなしにするので人力自転車にしたが、空気入れ忘れて、漕ぐのが大変。やっとのことで駅のホームにたどり着いたが、電車が出たところだった。次の電車で果たして55分発のバスに間に合うかしら?ネット検索したら、新線新宿駅に48分着。7分しかない。無理かな?電車は時間通りについて、私は長いエスカレーターの手すりにつかまりながらダッシュで駆け上がり、次のエスカレータも走り、駅構内も走り、甲州街道は信号待ちで少し息を整えられたが、急いで渡って、また走ってエレベーター乗り場に急ぎ、やっと4Fのバスタ新宿の長野行きのバス乗り場のところに、2分前に着いた。お茶がないから、買いに行っても良いかとバス乗り場の女性に話して、自販機に走り、スイカでうまく買えずに小銭を入れることになって、やっとのことで、バス乗り場に戻って、発車間際に飛び乗った。心臓バクバク。

シートベルトをはめて、バスが走り出してすぐに、渋滞しているという話。

買い求めたお茶をごくごくと飲んだ。少し落ち着くことができた。最初中央道と間違えて、中野坂上で乗車のために停車すると放送があり、中野坂上を通って行ったが、北上し続けたのは渋滞の為かと思っていた。新宿区から中野区、あれ、練馬区?と思っているうちにウトウトしていたら、関越道が30㌔渋滞と放送された。眠っているうちにインターに入って、渋滞にハマったが、完全に止まることはなく、ゆっくりと走り続けて行った。

私は熟睡したらしく、気が付いたら、川越的場のバス停の所だった。川越的場ってこんなところだったのね、と思いながら又寝てしまった。看板に事故渋滞あと10㌔というのを見たところで眠ってしまって事故現場を見ないうちに、気づいたら渋滞は抜けていた。

目が覚めたのがどのあたりだったか、埼玉県から見える富士山は、邪魔な山がなく、裾野から見えていることに気づいて写真撮ろうとしたが、バスは結構流れていて、どうしても電線が入ってしまった。

その後少し山並みが見えて来て、その間に富士山が見えた。

その後富岡を通り、本来横川SAで休憩の所、もう3時間ほど乗車しているので甘楽で前倒しに休憩しますとのこと。甘楽PAは、初めて寄った。

ナスが沢山袋詰めされて300円というのが魅力的だったが重くなるので買わなかった。火の見櫓らしい。

そこから山の中に入って行ったが、最初右手に妙義山らしい山が見えて、あれっ?ここは上信越道ではなかったのかな?と思ったりしたが、くねくねしているうちに左手に見えるようになった。松井田妙義のあたりからは間近に妙義山が見え、以前この辺から中間道コースをたどったことを思い出した。

バスはさらに進み、本来停まる予定だった横川SAを通り過ぎ、トンネルといくつか抜け、碓井軽井沢、佐久平を通る。この山はどのあたりかな?まだ紅葉は早いみたい。

左手は蓼科とか霧ヶ峰、美ヶ原の方かしらね。

このあたりから、浅間山らしい姿が右側に見えた。座席の反対側だったが、何とか写真が撮れた。

右手は黒斑山のあたりでしょうか?

右側の山並み

小諸、東部湯の丸、上田菅平を経て、千曲川さかきのバス停にでた。高速道のバス停って、何もない小さな場所と思っていたが、ここはPAの一角で、屋根付きの待合所もあり、コンビニやトイレもあって、便利そうだった。

予め、時々連絡を入れていたので、1時間半遅れの到着だったが、無事に迎えに来ていただけて、合流できてよかった。驚いたのは、大病を患ったとお話を伺っていたご主人が運転なさっていらしたことだった。お元気になられて本当に良かったです。昔大型バイクを乗り回していらっしゃったとお聞きしたように、車の運転もかなりスピーディー。くねくね道をスイスイ運転なさっていらした。橋を渡って15分位だったか、自宅前に到着。

以前イノシシとか熊とか、やっつけたという秋田犬の、Yちゃんが玄関前に寝そべっていて、ちょっとビビったが、人間に対してはすごく大人しく、人懐っこくて助かった。そのおかげで村の人たちとも溶け込めるようになったのだそうだ。交通事故に遭って足が不自由になってしまったとか。気の毒ですね。Yちゃん、お蕎麦やうどん、カボチャや焼いも、リンゴなども食べるそうだ。ビックリ。秋田犬が人気があるというのも納得。

思ったほど寒くなくて、日差したっぷりの廊下は、暑いくらいだったが、今年はカメムシの大発生で大変とか。ご主人がカメムシ取りに忙しそうになさっていた。自慢のお庭のカエデを鑑賞。ご主人、昔植木屋さんをなさっていらしたとか。今も頼まれて他所のお庭の木の手入れをすることもあるとのこと。

カエデはのびのびさせたいと手を入れていないそうだ。

庭園のムラサキシキブ

次に畑を拝見。南側の竹林の手前に小川も流れていて、とても環境が良かった。空気も美味しい。もう作物はほぼ収穫されていた。トマトは青々。急に寒くなったから赤くなるかどうか?らしい。

2度目の花だそうだが、まだまだつぼみが沢山ついていたキバナコスモス。

バラも育てていらっしゃるそうだ。もう咲き終わりだったけれど。

花の名前を忘れたが菊花の花。

果樹

柿も沢山生っていたのだが、カメムシが付いて吸われると味が悪くなってしまって食べられないそうだ。もったいないですね。

そうそうカメムシのおかげで、洗濯物も外干しできないそうだ。布団も廊下に干していらした。

軒先にカボチャがあったが、種を畑に捨てたら、カボチャが茂って、沢山採れたのだとか。いろいろな種類のカボチャが置いてあったが、どれも甘いそうだ。これはカメムシにやられないのかな?皮が固いからかもしれない。

お茶菓子に採れたての茹でピーナツを頂いたが、甘みがあって美味しかった。その後友人が新鮮野菜などの天ぷらとおそばとうどん両方をゆでて下さって、クルミも砕いてクルミだれにして頂いたが、とても美味しかった。ご馳走様でした。以前はご主人が戸隠までおそばを買い求めに行ったそうだが、坂城にも美味しい店があると言われて、そこで買い求めたおそばのようだった。

りんごやブドウ園も近くにあって、お手伝いにも行かれるそう。新鮮なリンゴやぶどうも頂いて美味しかったです。

一休みした後、温泉に行きましょうと言われて、着替えとタオルと持って、車で出かけた。ご主人とワンちゃんは軽トラックで別行動。ワンちゃんを乗せて止めておくと、かわいがる村人がいらっしゃるそうだ。

温泉の施設は立派で、沢山の車が停まっていた。びんぐし温泉ゆさん館というそうだ。(写真撮り忘れ)ロッカーや靴入れは100円入れるが戻って来た。友人の入浴券を分けて頂き、お金を払って入場。すぐにお風呂があった。入口近くには野菜や花苗が売られていた。

お風呂は大きい内風呂と露天風呂があり、下の方に街並みと千曲川が見えたらしいが千曲川には気づかなかった。外に出たら空気が冷たくて、42.4度のお風呂に入った。軽く硫黄の臭いがした。温まってから、40度くらいのお風呂の方に移動。ゆっくりしているうちに、石風呂が空いたので、そちらに入った。こちらの方が源泉かけ流しらしかった。大きな風呂も源泉かけ流しらしいが一応消毒もしているそうだ。

友人とゆっくり浸かってから、出て、源泉のかけ湯をかけて(飲めるというので一口飲んだ)出たが、確かにぽかぽかで、湯冷めしなかった。

レストランの方にご夫妻について行ったら、お水が美味しいから一杯飲んで帰るのだそうだ。私も一杯頂いた。冷たくて美味しかった。お水だけ飲んでも全く問題ないのだそうだ。

この温泉、外におんせん水を持ち帰る場所があるそうだったが、タンクの場所に気づかなかった。

帰り掛けには、バスが到着していた。町のバスかもしれない。これからだと混みそうですね。

無事にご自宅に帰って、ご主人の面白いお話を聞きながら過ごしているうちに友人はお好み焼きの準備をなさってくださって、たいしてお手伝いもできないまま、またごちそうになった。友人はお子さんもお孫さんも多くて、時々遊びにいらっしゃるそうで、夏休みなどは大勢見えて、大変だとか。なんでも、てきぱき手慣れていらっしゃった。ただ、今年の夏は35度にもなってさすがに暑かったそうだ。

実はご主人、誤嚥性肺炎で、一時危篤になられたそうだが、エクモ(新型コロナの初期の頃、重症の肺炎の人に使った膜式人工肺―血液循環装置)を使ってやっと回復されたのだそうだ。長い入院で足が弱り、立つことなんて問題ないと思って立とうとしたら立てなかったとか。その後リハビリに励んで退院なさり、特にカラオケを始めてから肺の機能が回復してこられたそうだった。話すことも肺の機能の為には良いそうだ。

夕方日がかげるとみるみる寒くなって来た。面白かったのはこたつ。

石油ストーブの温風を炬燵に引き込む装置が売っているとのことでそれを使っていらしたが、十分温まるのには驚いた。

この石油温風ストーブ、点火した時一瞬臭うが、消した時の匂いもさほど気にならなくて、良いなと思った。ただ、電気を使うから地震の時には使えなくなりますね。

この坂城という土地、地震も少ないそうだ。

それと友人たちが住む場所は小高くなった場所で、千曲川にも近いようだが、少し前の千曲川の氾濫では、中心部は被害があったそうだが、このお宅は被害がなく、突風が吹いて少し離れた家は被害が出たそうだが、こちらは被害が無かったそうで、幸いでした。近くの山ではセツブンソウとかカタクリが咲くそうだし、坂城の町には小規模ながらバラ園もあるそうだ。道々沢山バラが植えられた家があった。

友人は千日紅の花をドライフラワーにして飾っていらした。触ったら結構固くて丈夫そう。今度我が家にも植えてみようかしら?プランターでないと無理かもしれないけれど。日当たり悪いからダメかな?

帰りもバス停まで送っていただき、無事に帰ることができたが、バス停ですでに10分遅れてちょっと不安になった。

バス待合所のカメムシ

山の間に雪山がうっすら見えた。アルプスの方でしょうか?

軽井沢あたり

どこで時間がかかったのかは分からなかったが、帰着は30分遅れだった。しかし、行きは4時間半、帰りは3時間半かかって、往復とも後ろに人が乗っていたのでフルにリクライニングするのは憚れたので、あまりリクライニングにしなかったせいか、意外に肩が凝って、疲れてしまいました。

友人子供たちなどにはバスではなく、新幹線の方で来るように言っていらっしゃるとか、確かにバスは疲れますね。夜行バスで山に行くときはそれほど感じないのは寝不足の方が気になるからかもしれません。すぐに歩き始めるしね。

帰りは横川SAに寄ったが、雲が出てきて、新宿に着いたらすっかり曇っていた。ただ気温は高かったので、暑いくらいでした。

色々なお話を伺って、楽しい2日間を過ごさせていただきました。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アンドロイドの緊急通報 | トップ | 103万円の壁と106万円の壁、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事