新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

燧ケ岳―御池往復コース(登り)2024.7.27

2024-07-29 | ハイキング・登山

過去一回は道迷いで、一回は台風の進路にあたって中止した燧ケ岳。リーダーが登りたいということで、再挑戦することになった。

しかし、『関東の名山ベスト100』を開くと、この御池コースがすごい高低差(1,164m)と斜度があることが一目瞭然。バス会社のハイキングマップでは、往復約5時間半とか、書かれているのだが、私達の足ではとても大変そう。プラン2として、シャトルバスで沼山コースに出て長英新道からミノブチ岳から俎嵓に登るプランも考えたが、登山開始が30分は遅れるから、最初の計画通りになってしまった。それで荷物は少なくしたいと思ったのだが、カップラーメン用意したからお湯を持ってくるようにとのリーダーの指示。参ります。暑そうだし、水場もなさそうだし、小屋もトイレも途中にないので、お水も多めに必要。ということで相変わらず、大きなザックを担いで登ることになった。登る人の大半は軽装なんですが...

少し前の催行中止の記事で触れたとおり、登山バスは諦めて、東武電鉄の尾瀬号に申し込んだ。無事にクーポンが届いていた。

リーダーの関係で、大宮に集合して春日部から尾瀬号に乗り込んだ。土曜の深夜はかなりの人出。電車も埼京線で大宮に出たが、しばらく座れなかったりした。

大宮の東武アーバンクライン線で春日部へ。少し待って、尾瀬号に乗り込んだ。空いていないという窓際の席が空いていたので、来合わせた車掌さんに話したら、誰か来るまでは隣り合わせでよいと言われた。知らない人と隣り合わせになるよりは気楽なので、そうさせていただいた。

夜行列車と言っても、車内はほんの少し暗くなっただけで、かなり明るいから、寝られない。枕の当たり具合も良くなくて、乗り心地が良いとは言えなかったが、かなりの乗車率だった。往復の電車(行きのみ特急券付)・御池、沼山峠までのバス付で浅草から12200円だから、かなりお得な感じなのだ。4日間有効(実質は3日間だが)で1~2泊は出来る。

春日部12:30発でうつらうつらしながら、いつの間にか本格的に寝たらしい。時々ゴーゴーという音が聞こえていたのだが、どうも会津高原尾瀬口駅に3時半について、1時間停車している間のエアコンか何かの音だったらしい。起こされたら4時過ぎで、駅に停まっている状態だった。

私が車内で朝食を食べてしまいましょうと言ったら、こんな空気の悪い所では食べられないと、リーダーがおっしゃる。えー?と思っていたら、後ろの席の方がすごい咳をしていたのだった。

それなら、ホームに出ている人もいたので、ホームのベンチで食べようかと思ったが、考えてみたら、石川から来る方がもう、御池の駐車場に着いているとおっしゃるので、バスは一番のバスに乗らないとお待たせしてしまうと思って、バス停の近くで場所取りしてから食べようということになった。

幸い前にも乗ったバスなので、バス停が分かったからそこに荷物を置いて、ベンチもあったので、そこで朝食を頂いた。

トイレと洗面台も近くにあったので、利用させていただいた。

雲が厚かったが、雨には会わずに5時出発というバスがロータリーに3台やって来た。予想通り一台目はバス停のところに停まって、大きな荷物は荷物入れに入れることができて、乗り込んだ。

朝方の田舎道をバスは時刻通りに出発。と言っても路線バスの時間ではない。列車接続の特別のバスだったから立ち席の人はいなかった。

一号車で、田舎道を見ながら、宿泊予定の民宿のあたりを見たり、桧枝岐の繁華街?を見たりして、山の中に入り、御池に。軽い雨模様だった。大したことが無かったのでレインウェアは着ないで出発。

トイレに寄った時に、ガイドさんが5~6人の一団に、最近は毎日午後1時ごろから雷鳴るから、12時ごろには頂上に登りたいと説明していた。ぬかるみもあるからスパッツをつけた方が良いとも言われていたが、持っていない人もいたようだ。その方達が往復されたのか別ルートで尾瀬沼の方とか東電小屋の方に向かわれたのかは分からないけれど。

湿原の中で雷鳴ったらどうしましょう!と心配しながら、出発。

駐車場から階段を下りると登山道が始まる。

前に間違えた分岐は、登山口から本当にすぐ(5分位)だった。すぐに左手に入る。その先に赤い花が見えて気になったけれど、コオニユリかな?以前もそちらに引き付けられてしまって分岐の標識を見落としたのかもしれない。

しばらくは木道があった。かなり傷んでいる。

その後割とすぐに岩ごろの道となった。

傷んだ階段、板の真ん中は腐りかけで体重をかけると危ない。

悪戦苦闘して登る傍らにきれいなコケがあった。

さらに登って、何かそらが明るく開けた感じになってきて、湿原が見えて来た。今回はヤマレコを途中から作動させることができたが、広沢田代とはなかなか言わなかった。湿原は広く、始まりから抜けるまではある程度の時間がかかる。しかも木道は途中腐っていたり、傾いていたり、で、気が抜けない。ほぼ平らなのが救いだが。花も見られたが、あまり写真撮っている余裕がなかった。8:10ごろ

やっと標識が見えたが、文字は見えにくい。8:12

姫シャクナゲが見えた。ピンボケでした。

1時間半くらいかかっているから、一度休みましょうと言ったのだが、リーダーは休まず行ってしまう。途中でばてないと良いのですが。私は少しだけ休んで飲料を飲んで出発。

キンコウカが多い。

湿原を抜けて森へ。足元は木道か岩ごろか。ヤマウルシ?の木が紅葉し始めていた。

ミヤマオトギリ

初めて見る標識 木の階段とか岩ごろの道とかを進む。

霧が出て景色が見えなくなる。

又湿原ぽくなり。ミヤマリンドウ?が咲いていた。

熊沢田代らしい湿原に出るが、一向に標識が見えない。

軽く森を抜けてまた湿原になる。

かなり傷んだ木道

少し晴れてきて、俎嵓が見えて来た。あそこを登るのか!まだまだだ。

 

大きめの池塘の脇に休憩のためのベンチがあった。消えかけているが熊沢田代とあった。先客がいらしたが、私達が到着すると、出発して下さった。少しおやつ休憩を取る。9:40ごろ

反対側の池塘

下の方のピンクがかったのがトキソウ。黄色はキンコウカ。

森の中の道は相変わらず岩ゴロゴロ。燧ケ岳のあたりでは森林限界のあたりに針葉樹が生えていて、その上にブナ林があると、確かガイドさんが話していたような気がする。

少し展望が開ける。湿原が見え、御池方面らしい。

木道の横に7合目の標識

登山道の脇にモミジカラマツの群落が。

このあたりにはツボスミレらしい白いスミレが良く見られた。

笹藪の悪路が続く。八合目の印。

少し開けたところに出た。

赤茶色のザラ場だ。崩落地らしい。11:50頃木道の跡のようなところの脇をトラバースするが緊張する。土というか岩は意外にしっかりしていた。

笹藪の登山道の左手は結構急斜面で、細い道が続き、ザックが重いのでバランスを崩すと危険。慎重に通る。横に赤いキノコがあった。

さらに道の脇にヤマブキショウマのきれいな花が見られた。

登山道の傾斜が少し緩み、人声が聞こえてきて、頂上にたどり着いた。少し前は霧で真っ白だったが、頂上に着いたら晴れるかも、と思った通り、尾瀬沼が目に飛び込んで来た。

頂上の祠は少し右側の岩の上。12:30頃

その向こう側に霧ではっきり見えないが柴安嵓とその左側に尾瀬ヶ原が見渡せた。写真でははっきり取れなかったが、一瞬だが、尾瀬ヶ原の木道もしっかり見えた。

祠の裏側の少し安定した場所で、カップラーメンのお昼を頂いたのだが、突然雲が流れてきて、暗くなり雨が降り出した。

急いでカップラーメンをすすり、雨具を身に着け、下山開始。

すぐに濡れた岩場が始まる。13:00ごろ。長い下山の始まりでした。

以下は後日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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