先ほど迷惑メールに入り込んでいた、YAMAPマガジンの遭難に関する記事を見つけて読んだ。
奈良の弥山(みせん)に女性2人で登って下山途中で遭難し、10日後に1人が携帯の通じるところまで登り返して、偶然携帯が通じて110番して救助された方々の記録だった。
食料はまあまあ、持っていらっしゃった(蛋白質系のおつまみとお酒も持参していたそうで)し、ライターを持っていらしたので、薪を集めてのろしとして燃やしていたそうだ。河原に出て、そばに作業小屋があって、そこで待機していたため、体力も温存していたらしい。夏でも寒かったそうだが、秋とか冬でなくて良かったですね。
道標に戻るべき直進ルートの案内がついていなくて、降りて来た方向と別の尾根への案内しかなく、別の尾根の方に降りて行ってしまったとか。なんといっても、途中で地図を敷物代わりに敷いて、忘れてきてしまって、携帯に地図をダウンロードすることもしていなかったとか。一人は山岳部の経験もある方だったそうだが。
私もたまにそういう道標を見ることがあるな、と思った。メインのルートの説明がなく、分岐についてのみ書かれているというものだ。
驚いたのが、携帯が通じた場所は見晴らしがよいにも関わらず、たったの40センチ四方だったとかで、山の中は本当に携帯がつながる場所が狭い一部のことがあるのだなと、改めて思った。
それと充電器で60%以上に充電してから救助を求めて登ったそうだが、その電波がつながる場所で、やっと110番できたわけだが、電波がつながったことで、友人知人からの心配のラインメールが100通も入って、アッという間に電源が0に近くなったとか。ビックリですね。
私も涸沢などで、何とか電波が通じると、送られてきていたラインが入ってくることがあるが、それだけでバッテリーがそんなに減るものだとは思わなかったが、Wi-Fiがある訳ではないから、遠方だし、ラインが入ってくるだけでも、どんどん使われるってことですね。機内モードでも110番は出来る場合には、機内モードにしておいた方が良かったとありました。
心配してメールしすぎるのも良くないから家族はともかくも、友人知人は控えた方が良いそうだ。
サバイバルシートは役に立ったそうだし、ライターもいざというときには持っていた方が良さそう。食料も重くなるけれど、あまりに少ないと遭難時には命取りになりますね。
赤い色のタオルとか上着とかを河原に広げていたけれど、ヘリコプターには見つけてもらえなかったとあったが、そのヘリコプターは送電線の点検のへりだったそうだ。ただ、テレビでもやっていたが、鏡を光らせる方が良く見えるというので、小さな鏡は必須ですね。
ともあれ、10日も山の中にいて、見つかって本当に良かったです。
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