『先生、見学の子達の側にいましょうか?』
これは六年生、茶帯のシュンヤの言葉。
今日は兄弟での見学・体験の子がいたわけです。
大人しく、少し不安そうな二人。
そんな二人を見て、シュンヤが二人の側で『声かけ』や『アドバイス』をしようと気を利かせてくれたわけです。
ヤンチャな一面もあるシュンヤですが、普段から積極的に後輩達の面倒をみてくれますし、だからこそ、私も稽古前や稽古後の練習に喜んで付き合うわけです。
長年、武道の道を歩み、稽古量も誰にも負けない。
そんなシュンヤの『真剣』に応えたいと思い、私は以前、『絶対にオマエを強くするから‥』と言ったことがあります。高台教室第二部の強化練習終了後のことです。
初めのウチは高台第二部の激しい組手稽古に、すぐに心が折れる場面も観られましたが、最近では保護者の方からも『シュンヤは高台第二部の稽古で化けたねぇ‥』と言ってもらえるように。
今日の稽古でも、その状況を観ながら判断し、行動できる、精神的成長もあるわけです。
その行動が相手への『想いやり』であり、他の個性を活かすことに繋がって行くキッカケになるのなら、それはとても尊きこと‥。
いつかシュンヤも白脇教室を卒業して行く日が来るでしょう。だから白脇教室の後輩達には、ぜひ自分が受けた『優しさ』を忘れずに、その精神性を受け継ぎ、繋いで行ってもらいたいと思います。
様々なものが不確定である世の中であるのかも知れませんが、そんな心の部分にこそ、本当の意味で信じられる『確かさ』や『永遠』なるものが存在して欲しい‥そう願うばかりです。(^-^)
【今日の一枚と教室長のつぶやき】
★写真はタイシン。
☆『稽古後、試合審査についての会話で‥【お父さん、僕が負けるわけ無いじゃない!】と言ったタイシン。あの大人しいタイシンが‥。来年の各大会、タイシンが加速します!』(^-^)