上級韓国語 - ちょんげぐりの世界

韓国語の勉強もそろそろビジネスクラスへ乗り換えましょう。上級韓国語をめざして,古狸案先生の授業は随時更新中です。

24 犬肉と馬肉

2009-06-06 | 動詞
先日の授業で「韓国と日本の文化の違いについて話してください」というテーマが出た。
そこで私は「日本では犬を食べないが,韓国では食べる」ということを言った。

先生は,もちろん私が韓国人に対する偏見を持っていったわけではないことを理解してくれたうえで,「韓国人は,犬を食べる人もいれば,食べない人もいるといったほうがよいと思います」
「特に犬を食べるのは男性ですね」と付け加えてくれた。

それから,「韓国人が犬を食べると言って驚く人がいますが,日本人は馬を食べるじゃないですか?」とも。

どうやら,韓国では馬は走る動物であって,食べられる動物であるという認識さえない人が多いようだ。
日本文化をよく知らない韓国人に「桜肉(馬肉)っておいしいよ!」と言ったら,驚くかもしれない。
ちなみにこの話をしてくれた先生は「馬の肉はとてもおいしかった」といっていたので安心した。
私も一度は犬の肉を食べてみなければならないだろう。

보신탕(補身湯)

また「補身湯」用に飼育されている犬は「ヌロンイ」だという。

누렁이

누렁には濁った黄色というような意味がある。

日本語でいえば「赤犬」だろう。
なぜ赤を黄色というのか?
おそらく色の中間色に関する認識が,日本人とは若干ちがうからなんだろう。

私の友人のお父さんが狩猟をやっていて,高校時代「鹿の刺身」や「熊の鍋」などを食べたことがある。
「中国では四つ足で食べられないのは机くらいのものだ」というジョークがあるが,欧米諸国から見ればかわいいペットである犬を食べ,友人である馬を食べ,頭のいいクジラを食べ,タコなどというモンスターまでたべてしまうのだから,アジア人は食に関しては日本人も韓国人も中国人も五十百歩の「野蛮人」と思われているにちがいない。


*古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)

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