上級韓国語 - ちょんげぐりの世界

韓国語の勉強もそろそろビジネスクラスへ乗り換えましょう。上級韓国語をめざして,古狸案先生の授業は随時更新中です。

男湯と女湯

2010-02-07 | 動詞
こう寒いと,鍋物でも食べたくなりますね。
남탕とか여탕とか…。

若者向けの,いわゆる퓨전 음식점(フュージョン飲食店)のメニューにちゃんと乗っています。

퓨전 음식は日本語で言えば,今はやりの「無国籍料理」や「多国籍料理」のことです,

この남탕とか여탕というのは何でしょうか。
種明かしをすると남탕は알탕のことで,여탕というのは조개탕 のことです。
「不謹慎な!」と怒らないでください。
一種の言葉の遊びです。
最近の若者ってのは別にいやらしいとか,そんな感じはないんですね。

탕といえば,暑いときに食べるものの代表が영양탕です。
昔は初夏の三伏(삼복),つまり土用の一番暑いときに,夏バテを防ぐ意味で食べたんです。

とくに元気がない病人にはいい보약<補藥>になったんです。
つまり強壮剤です。ですから「補身湯」というんですよ。
영양탕は보신탕が名前を変えただけのものなんです。
いまではいつでも食べられるので,사철탕とも言っていますね,

昔は犬の肉をさっと煮てから,味噌や唐辛子,ネギ,ニンニクなどを入れてじっくり煮込んだものを器に入れて出していたそうです。
これは개장국と言われていたそうですが,いまの補身湯は,昔のような味噌の匂いのする개장국とは違ったものになってしまいました。
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