今日はバイトを五時で切り上げる。
博多の親友、田中こーじんに「金を振り込むけん、吉祥寺のある店に行き、そこで
ブツを購入し空輸してくれんか」というミッションを指令される。
吉祥寺駅を降りて、井の頭動物園を通り過ぎ、ジブリの森を通り過ぎ、歩くこと三〇分。
店の電気は消えていた。「まさか休みか」と思ったら暗闇の店内から店主が現れる。
「博多の田中の使いですが」と言うと店主は「ああ、お話は聞いてるよ。中へ
入りなさい」と店内へ案内される。
空輸先のメモを渡す。店主は煙草に火を付け、電卓をはじく。
作業は思いのほかスムーズにながれる。店主はこの手の仕事に慣れている。
明日の朝、発送だから土曜日の午前だね。と言い煙草の火を消す。
「デリケートなブツだから梱包代が高くつくんだ。」
俺は軽く店内のブツたちを見渡す。薄暗い店内。時間にして五分ほどの
やりとりであった。
無事ミッションを終了した俺は煙草を一服し吉祥寺駅にもどる。
ロンロンで御座候(今川焼き)を六個買い、家路に急ぐ。
電車の中で御座候(今川焼き)をつい一つ喰らう。
家についてもう一つ喰らう。
残りの四つは嫁が喰らう。
そこでやっと俺はいつもの生活に戻る。
博多の親友、田中こーじんに「金を振り込むけん、吉祥寺のある店に行き、そこで
ブツを購入し空輸してくれんか」というミッションを指令される。
吉祥寺駅を降りて、井の頭動物園を通り過ぎ、ジブリの森を通り過ぎ、歩くこと三〇分。
店の電気は消えていた。「まさか休みか」と思ったら暗闇の店内から店主が現れる。
「博多の田中の使いですが」と言うと店主は「ああ、お話は聞いてるよ。中へ
入りなさい」と店内へ案内される。
空輸先のメモを渡す。店主は煙草に火を付け、電卓をはじく。
作業は思いのほかスムーズにながれる。店主はこの手の仕事に慣れている。
明日の朝、発送だから土曜日の午前だね。と言い煙草の火を消す。
「デリケートなブツだから梱包代が高くつくんだ。」
俺は軽く店内のブツたちを見渡す。薄暗い店内。時間にして五分ほどの
やりとりであった。
無事ミッションを終了した俺は煙草を一服し吉祥寺駅にもどる。
ロンロンで御座候(今川焼き)を六個買い、家路に急ぐ。
電車の中で御座候(今川焼き)をつい一つ喰らう。
家についてもう一つ喰らう。
残りの四つは嫁が喰らう。
そこでやっと俺はいつもの生活に戻る。