
12月が目前になると、賀状欠礼の喪中はがきが次々と届けられる。
恩師や友人・後輩など、思いがけない方々からのおハガキに、驚き、悲しみに心が塞ぐ。お別れをしていたにも拘らず、届いたおハガキに
改めて胸が痛む。自分の終りが近いとの思いを深くする。
これまで生きてきたあかしを残したいという思いと、ひっそりと消える方がよいとの思いが、交錯するが、
今更悩むことではないと、すぐ気持ちが切り替えられるのが私の安直なところだ。だから、感性が育たないのかも?

昨日の書の例会の感激が消えてしまわないうちに、書作をしなければと頑張ってみたが、すぐへこたれた。
「鶯花両月閑中度琴酒三春夢裏消」の詩作者をネットで検索したが、見つからない。鴨方の師に確認してやっと判明。「呉学烔」の詩である。
心を静めて、明日は完成させようと決意して、今日は昼寝をして英気を蓄えることにした。