
久しぶりの好天気。お日様サンサンと暖かい日曜日だ。

学びのひろば 第3回講座に。
今回は、1 ちひろの結婚と別れ・満州
2 宮沢賢治との出合い
ちひろの息子である、松本 猛先生の講義はちひろの生き様をその時代の情勢と人間関係を資料を基にお話しされ、聞きほれた。
東京芸大をご卒業され大学での教鞭や美術評論など幅広く活躍され、その博識に基づいてのお話はとても興味深かった。
ちひろが不本意な結婚を余儀なくさせられた時代、日中戦争が進行した時代、満州での新婚生活は、ちひろの心を閉じ込めたものであった。
夫との死別後、満州で開拓団の応援をするなどかなり苦労をされたようだ。
戦火が拡大し、ついに度重なる東京の大空襲に遭い、焼け出され信州への疎開。敗戦を迎える。
岡田画伯に師事し、書を小田周洋に学んだころから、宮沢賢治の作品に共鳴し学んでいた様子。戦後の生き方にも深くかかわったようだ。
松本先生は、講座に来られる前に、竹久夢二美術館に行かれ、夢二の友好関係や作品から、夢二の思考を掘り下げてお話しされ、
ちひろの師匠とのつながりを解明されて、とても興味深く聞いた。