


本家の墓地があまりにも高い所にあり(山城の山頂に近い所)わが家の両親のお墓もそこにある。
最近はお墓参りも体調が良くないと登れないので、お参りも許してもらっている。
本家が、やっとお墓を平地に移すことになった。両親のお墓は、供養して一か所に集めて置き、骨壺とお位牌を合わせて永代供養することにした。
今日は、そのために、お寺の上人様にお墓の魂を抜くお祈りをしてもらった。
後は、石屋さんに骨壺をお寺にはこんでもらうことになる。やっと永代供養の段取りができた。
好天に恵まれ、お墓までの道も何とか休み休み時間をかけて上ることができた。道は、落葉がいっぱいで滑りやすく一歩一歩踏みしめて登った。
以前は、落葉を踏みしめる音に気持ちを揺さぶられて歌の一句も読んだりしていたが、今は、登るのが精いっぱいで、歌を詠む思いすら浮かばなかった。
高齢になるとはこういうことだと後から寂しい思いになった。
午後から定例の着物教室だ。
お正月に向けて、名古屋帯の着付けを細かく復習した。
同じ講座生のMさんが、専科を合格され晴れて指導者の一歩を歩む賞状を授与された。嬉しいことだ。
素敵な指導者になられることだろうと心からお祝いした。

