第13片岡仁左衛門のドキュメンタリー映画は、仁左衛門が84歳から90歳で亡くなるまでの、舞台、芝居の稽古や指導、芸談、生活などを
記録し纏められたものだ。全6巻に収録されている。
ここ二年間コロナ感染対策で様々な芸術活動が出来なくなり、歌舞伎鑑賞も全く出来なくなった。
おかやま・歌舞伎・観る会が、会員の要望に応えて、少しでも歌舞伎鑑賞に繋がればと企画してくれたのが、この映画鑑賞会だ。
記録映画作家・監督の羽田澄子さんを中心に制作した大作である。3日間に分けて上映。今日が最後の日だ。
「孫右衛門の巻」と「登仙の巻」だ。稽古に次ぐ本番と、たっぷり舞台も観られて映像ではあるが、感動した。
90歳に成られても舞台に立ち真迫の演技に、芸術に立ち向かう生き様を見せられた思いがした。
午前10時30分から午後4時まで映画に浸った。
いささか疲れたが、全6巻を全て観る機会なんてめったにないことを思い、企画してくれた観る会の事務局に感謝だ。