朝8時過ぎ、携帯に病院からの電話があった。昨日の動脈カテーテル造影剤検査の後の状態の確認のための電話だ。
左手首の止血状態に異常がないかどうか、腫脹してないかなど細やかに聞かれた。変化ないことを伝えた。
一週間ほどは重い物を持ったり力を入れすぎないようにと注意事項を言われた。何かあればすぐ連絡をと。今の病院はここまでするんだと感心した。
今は年末、じっとしているわけにはいかない。少しでも整理片付けをしないとと思い、左手に負担を掛けないようにしながら冷蔵庫の整理をした。
頑張ったけど遂に失敗をした。力を入れないようにするため、物を落としてしまうのだ。最悪は、卵パックを落としほとんど全滅に。床がつやつやにはなったがーー
もう諦めた。片付けが出来てなくてもお正月はやって来るのだからと。
平野啓一郎著「ある男」読了した。人間が入れ替わって他人の人生を生きることとは? 愛にとって過去とは何か?
人間の存在の根源に触れる問題投げかけている。この本は、私のこれまでの生き方について深く考えさせてくれた。
思考過程がいかに上っ面だったかと思い知らされた。
本の中の俳句 「蛻にいかに響くか蝉の声」この句にうならされた。