朝夕の気温差が大きいためか、酔芙蓉の花の変化か狭くなってきた。
純白の花が、夕方にはピンクから紅色に変わり、日が沈む頃には花は赤く萎んでしまうのだが、最近はピンクのまままだ萎まない花が混じり、
花色が混じり合っている。これはこれで綺麗だけれど・・・。
今日は、午前中に第7回「繭の会」作品展を天神山文化センターに,Oさんと見に行った。
2カ所の公民館講座とカルチャーセンターの受講生の作品展だ。皆とても素敵に描かれていて、講師のN先生の教え方が素晴らしいからと聞いた。
どの作品も暖かく素晴らしく表現されていて、楽しませていただいた。
お昼は、近くの串揚げ「山留」で、串揚げ定食にした。後は、丸善で本をあさり時間を潰して、目的の「シネマクレール」に行く。
映画、「福田村事件」を見た。
この事件は、関東大震災の発生直後に「朝鮮人が暴動を起こす」とデマが流れ、千葉県福田村を香川県から訪れていた薬の行商団が襲われ
幼児や妊婦を含む9人が殺された事件だ。聞き慣れない方言を話す行商団を朝鮮人と決めつけた末の悲劇だ。
関東大震災直後は、東京や神奈川などで、軍人や警察官がデマに惑わされて各地に自警団組織し、朝鮮人が暴動を起こしていると広がり、
多くの朝鮮人だけでなく、被差別部落の人や社会主義者達を不逞の輩と襲撃し、多くの人命が奪われた事件だ。
福田村の事件は長く封鎖されていたようだ。普通に暮らしている人たちが、加害者になってしまう事の怖さ、もろさを克明に描かれている。
上映時間2時間半に及び、食い入るように見たため体中がコチコチになっていた。この事件は本当に考えさせられた。