シルバー日記

80婆の日々の記録と写真

94歳の姉の入所施設にお見舞いに

2023年10月30日 | 日記

 

本家の兄夫婦が姉のお見舞いに行きたいと相談があった。

兄も、もうすぐ90歳に。だんだん体力は落ちて先が短いと思ってか、疎遠になっていた姉を見舞いたいので段取りをと声がかかった。

姪にも連絡して、調整できた日が今日の午前11時に面会の許可が出た。

セカンドステージ笑夢だ。かなり認知が進行しているのではと心配していたが、手押し車で面会室に出てきた姉は表情も生き生きとしている。

会った途端に、兄夫婦の名前も覚えているし、私もちゃんと覚えていた。白髪の断髪頭がよく似合い、とても94歳には見えない。

施設は、とても良いところだ、食事や掃除洗濯の心配もなく、ご飯も美味しい。職員も親切だ。ただ一つ不満があるという。

することがないから退屈なのだそうだ。話しっぷりもはっきりしているし、心配しなくて良いと分かりほっとした。

たった15分の面会時間だったが、会えて良かった。

後は、兄夫婦と姪と私の4人で、日本料理「遊食房屋」で昼食をとった。かなり大きな料亭のようなお店だが、すでに満席。

予約していて良かった。立派なご馳走が並べられたが、薄味で美味、満腹になった。

お値段はと恐る恐る聞くと、1300円という。ああこれで、美味しさが倍加した。

話もたっぷり出来て満足な一日になった。


「戦場のピアニスト」二回目だ

2023年10月30日 | 日記

 

朝 Oさんから電話、夫さんが高熱を出して唸っているから今日の映画を見に行くのは止めだと。

看病をしてあげてと返事。時間も時間だから一人で行くしかないと決心した。

上映開始まで時間があるので、シンフォニーホールの1階ホールで開催されている「古本まつり」に寄った。

期日は明日までだからか、大勢の人が見に来ていた。探している本はなかったが、読みたい本があった。

高村 薫著「我がてに拳銃を」、柳田 邦男著「零戦燃ゅ」の2冊。計200円だった。ちょっとウキウキした。

13時からの映画にギリギリ間に合った。

2002年にポーランド・フランス合作で作成された物だ。その時1回は見ているが、記憶も薄くなっている。

初めて見るような場面も多く、映画に引き込まれた。ユダヤ人に対する暴虐がこれでもかこれでもかとクリ拡がる中で、流れるショパンの曲、

胸をえぐられるような画面、戦火の中を隠れながら生き延びたピアニストの実話だ。何度も胸を締め付けられるようで、見に来て良かった。

廃墟の中で、それでもピアノを通してドイツ将校の気持ちをつかみ生き延びた。