森の案内人養成講座受講中より長年の登山経験を生かすべく、半ば自主的に、微力ながらセラピー基地の
トレッキング体験イベントのお手伝いをさせて頂いてきた。だが、ここに来て図らずも力不足を痛感する
こととなり、今後、トレッキング体験イベントのお手伝いは辞退することとした。
とは言え、登山愛好家の底辺拡大や安全登山の普及などは、ライフワークとして取り組んでいるので、
必要とされる場所で個人的活動は継続していくつもり。
それならノルディックウオーキングや自然観察などで下見などに同行し、自己啓発をしようということで、
今日は7月に予定されているノルディックウオーキングの下見に同行させてもらう。当初トレッキング
ポール(ダブル)で参加するつもりであったが、世話人さんのお勧めもあり、生涯初めてノルディック
ウオーキング用のポールの使い方の手ほどきを受け、使ってみることにした。当初の予想とは違い
全身運動にもなり、使用感など快適そのものだった。
また、グループ運営のやり方など、随分と啓発、参考になる場となった。やはり、こうでなくては!
同行して頂いた皆様、有難うございました。おかげで楽しく過ごすことが出来ました。
しばらく前面に出ることはせず、下働きを継続することで修行?を積むつもりです。
打合せの後、午前中は滑峡周辺を歩き、予行をしてみる。
大原湖キャンプ場への帰途、ヤマグワの実を全員で味わってみる。
大きな栗の木の下で
午後は大原湖周辺を歩く。
サクラやイチョウの並木を楽しみながら。
短冊みたいなウリノキの花
ササユリももうすぐ開花です。
新緑に包まれ。
サイハイラン・・・武将が采配をふるった短冊に似ているところから。
これで突撃!としたらやや心細いのだが。
ウオーキング、打合せ、昼食時それぞれ、とても楽しく過ごすことが出来ました。はまるかも?
森林セラピー基地森の案内人事務局の方が広報紙夏号に、徳地の味として紹介予定の重源の里内にある
「花ひとえ」に取材に行かれることになった。丁度事務局へ渡したいものもあったので、同行することに。
入口の門構え、最近少なくなったが、庄屋をやられていた家では、このような門構えの家があった。
店内の様子、梁などは古木再生材が使われてとても立派だ。
店内から庭を眺める。片隅に咲いていたキエビネは満開でした。
おしながき
Uさんが注文された冷やしネバネバそば・・・とてもおいしそう。
私は欲張って重源ざるそば定食、なかなか美味でお腹も一杯になりました。
Kさん注文の冷やしざるうどん、Uさん、Kさんは2度目の昼食らしいが3人共美味しく完食しました。
思いもよらぬちょっとした特典?もあったが、取材同行3名の胸の内にとどめておこう。
この重源の里、春は桜、夏はアジサイ、秋は紅葉と四季折々楽しめるところです。
皆様もぜひご来場下さい。
山口市が主催し、国立山口徳地青少年自然の家が共催し、森の案内人がお世話をする「森カフェ」
(森の中で過ごす楽しさを参加者に体験してもらい、心身共にリフレッシュしてもらい。
かつ、山口市徳地森林セラピー基地の活動を理解してもらう、お祭りみたいな催し)が
国立徳地少年自然の家周辺で開催された。
私は森の冒険広場の見守り担当として、ハンモック、スラックラインなどの準備をして、案内人全員に
よるミーティング、案内人の会、会長の挨拶のあと、各自、小さな森カフェ、森の冒険広場、大人と
子供のアトリエ(森のクラフトなど)、初めての森歩きなどの持ち場に戻った。
好天ということもあり、沢山の方にご来場頂き、来場者は前回比2倍以上の480名となり、
広い第一駐車場も満車となるほどでした。
自身も午前、冒険広場の見守りの後、午後には北九州より、5名の子供連れの山友家族が来場られた
こともあり、専属?案内人として子供の森歩きを対応させて頂いた。山野草や樹木の解説他、
ヤッホー体験や、目をつむり30秒間鳥の声を集中して聞いてもらったりと、視覚、聴覚、味覚などの
五感を使った楽しみ方などを体験してもらった。
開始1時間前に、案内人他スタッフが全員集まってミーティングをする。
会長挨拶の後、各自持ち場に散る。
木登り体験の子供たちは、クヌギの巨木の周りに土を掘り、肥料を混ぜて、土壌改善の作業を
終えてからスタートとなります。午前中には予定人数に達したため、午後は穴掘り体験だけに
なってしまうほど盛況でした。
講師(インストラクター)より事前に取扱いなどの説明を受ける。
スルスルと空を舞う気分、こんな体験は日頃出来ないだろう。
どの子の熱心に木登り中です。
森のハンモックの一部と木登り体験受付に向かう来場者。
講師の説明を受ける表情は真剣そのもの!
森のクラフトで作られた作品の一部、北九州から来られた山友さん家族の子供も随分と立派な
作品を土産として持ち帰ってもらいました。
今回の森カフェはプログラムをコンパクトにして、幅広く森に親しんでもらおうというコンセプト
だったので、私の提案していた「初心者のための登山教室」は実施されないこともあり、残念な気持ちも
あったが、子供を中心として多くの笑顔に接することが出来たのは、何物にも代えがたいものになった。
解散の後、駐車場まで歩いていくと、ちょっとしたトラブルがあった。これも居合わせた案内人全員の
協力により解消でき、結果的に、とても良い一日になった。
こぼれ話
午後、北九州市の家族連れを案内した時、通り一遍では面白さも半減するだろうと、スイバの茎を
採取し、口に含み、噛んでもらって、酸っぱさを体験してもらったり、ややワイルドな、細く険しい山道を
敢えて歩いてもらったりした。難所通過時には3歳女児の手をつないだり、抱え上げたりして通過した。
私が少しでも先行したら、3歳女児は母親のことを心配する言葉が出て、子供を通じて家族愛の深さを
感じた。残り300mぐらいから先を歩く小学男児に案内人用帽子を渡し、案内役をやってもらうこと
にした。そうすると危険そうな箇所を注意したり、車道を渡る時しっかり誘導したりと、案内役を
意識したような行動が出てきた。子供相手だと、このようなことをするのもいいのかな?と思った。
基本は守りつつ、その場、その場で臨機応変に対応出来る柔軟さも持ち合わせていたいものだ。
そういった心配りは、必ず相手に通じると信じたい。
自身幼少の頃は自家用車も普及しておらず、お遍路さんはほとんど徒歩で巡礼されていた。
ところが、最近は自家用車などの普及により、徒歩で巡礼される方は少なくなった。
今日は自身の接待はお許しを頂いて、生涯で初めて他地区の札所を10時過ぎから17時頃まで
徒歩で巡礼させてもらった。最近どういう訳か体調が優れず、これの回復祈願と、今までの
数々の悪行懺悔?のためだ。自宅近くになり、膝にやや疲労を感じたが、常に弘法大師様が
見守って下さったので、無事に歩き通せた。来年から数年かけて1日接待、1日巡礼にして
八十八ヶ所すべて回ってみたいと思うようになった。
この札所では参拝者すべてにヤクルトが接待されていた。
福楽寺、6,7、8番の札所がある。ソテツの大木がシンボルとなっている。
盛況だった札所、接待も豪華でバイキング料理のよう。地元の方のご厚意が身に染みた。
県指定文化財の秋穂正八幡宮の山道
苔むす東参拝道
正八幡宮境内にある一番札所の大師寺、神社の境内にお寺があるとは?明治時代までは神仏習合の
時代が長く続いた名残になる。逆にお寺の境内に鳥居があり、神様が祀ってあるところも多い。
神仏習合となると何ら矛盾は無いということ。
もともと日本には自然などを敬う神道があり、後に仏教が伝来したとき、国の体制をより強固にする
ため、仏教も容認し、利用した経緯もあるみたいだ。東大寺の仏像など国の威信をかけて造営したのも
わかり易い事例なんだろう。
石灯篭が並ぶ正八幡宮西参拝道、この正八幡宮は元々西暦400年ごろ二島地区六十五札所北田大師堂
近くに造営されていたが、火災により焼け落ちて現在地に移転したとのこと。
六十五札所の接待をされていた地区の古老の方に聞いた。
六十五札所大師堂、少し眺めの休憩を取り、接待されている方から色々と話を伺う機会を得た。
旧正八幡宮跡地と火の山連峰
巡礼のご利益およびしっかりと歩いたので体調も回復に向かうことになるだろう。
各札所で丁寧な接待を受けたが、歩いて巡礼するとその有難味をより深く感じる。
また来年も懺悔の巡礼をしてみよう。
今日は秋穂八十ハヶ所の霊場を巡るお大師参りの日だった。例年の如く地区各戸からお菓子や
手料理を持ち寄り、おもてなしをする。この費用などは各戸持ちの奉仕ということになる。
来場者の笑顔見たさに、この習慣は続いているのだろう。
頂いたお賽銭は大師堂の補修など、維持管理費用に充てられている。
朝方の準備風景
接待のお菓子など
早めに来られると奥様方の心のこもった手料理を味わえる。自身も食べてみたが、どれも美味!!
三々五々にお参りされる方が来られる。
心をこめて接待に励む。
団体さんもマイクロバスでご来場
同行二人(ドウギョウニニン)一人で歩いても、今でも札所では、常に弘法大師様が巡って歩いて
おられるので、心強いはずだ。
いやはや盛況です。
熱心な参拝者は正装で般若心経など唱えられる。
とりあえず今日は無事に終わったが、明日も接待は続けられる。