森林セラピー山口と森の案内人の会では、山歩きを通じて、山歩きが好きになり、運動習慣を身に
着けられ、より健康的に過ごして欲しいという願いの中で、健康登山のイベントを続けている。
森林セラピー山口で森の案内人になって3年が経過した。登山中心にお世話をさせて頂いていたが、
なかなか思うような運営が出来ずに心が折れそうになったことも、ままあった。
今回の飯ヶ岳については年初から都合3回の登山道整備、受入体制も検討を重ねてきて、ようやく
思い描くような運営に一歩近づけたと思っており、今後さらにブラッシュアップをしていきたい。
今回は林野庁 近畿中国森林管理局 山口森林管理事務所の職員6名様の参加も得て、滑松の保存、
育成活動、本州最西端のブナ林の学術調査の内容など詳細な説明を受け、有意義に過ごせた。
山歩きが初めてという参加者も数名おられましたが、上り、下りの歩き方や危険個所の回避方法、
グループ間の待機時間などを活用して、山岳用語解説や山の歌紹介、きれいな新緑の観賞など。
また個人的には青班のリーダー、山頂から見える山の解説、準備体操など担当する。
参加者全員がほぼ定刻通りに無事に下山出来、運営側としてほっと胸をなでおろしている。
今日の歩行ログ(測位30m毎)
行動中は安全確保など、案内に徹したので、行動中や山頂の写真はありません。
山口森林管理事務所の職員さんより、滑山国有林の説明を受ける。
滑松の歴史や保存活動の説明を受ける。
威風堂々とした滑松、すっと直立し、下枝も少なく、高価な用材として活用された経緯もあるが、
現在では生育本数も少なくなり、保存活動のみとなっている。
本州最西端のブナ林の説明を受ける。この後ぐるりと一周まわってもらい、周囲の新緑を観賞。
滑松の遠望地より、説明を受ける。登山道開設当初に比べ、滑松の枯死が進み、景観が変わったことは
とても残念なことだが、保存活動が結実しればいい。
滑松幼木の育成について説明を受ける。数センチの苗から育てるので息の長い活動となる。
参加された皆様、ご協力ありがとうございました。お陰様でスムーズに運営を終えることが出来ました。
こぼれ話:前グループとの待ち時間を使って、山岳用語:コルの解説をし、関連事項で「岳人の歌」を
ささやくような声で披露したが、どうやら前グループへ漏れ聞こえていたようだ。小声だったのに(笑)。