かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

夢のような一日

2008年09月30日 | 雑記

いよいよ出向元で退職日を迎えることになった。
身支度を整え、ゆっくり目に受付に顔を出すと、大変お世話に
なった元上司の方からちょっとしたサプライズの話を受けることになった。

自身、実質的には3年半前に退職したという意識だったので、
老兵は静かに消えゆくのみと思っていた。

ところが元の職場の責任者が中心となって、従業員に記念品贈呈の
ための有志の餞別を集めて頂いたとのこと。
しかも協力を頂いた方も百余名、あとでわかったことだが、かっての
同僚や後輩、関わりのあった方の名前が連なっていた。
これは永久保存版になる。時々開いてみて顔なり、人柄など思い出す
ことにしよう。

3年半も事業所を離れていたので、すっかり忘れられた存在と思って
いただけにびっくりしてしまった。

間に諸手続きをはさみ、久しぶりに全部署を回り、なるべく多くの人に
声をかけることにした。

しばらく見なかったおっさんが、急に現れたという印象をもたれたかも
しれないが、長年慣れ親しんだ事業所だけに段々気持もハイになって
きた。

もうこれだけ全部署を歩きまわることもないだろうと思うと感慨も湧きあがってきた。
若き日、青春の血をたぎらせ、心血を注いだ?職場の名残りもいろんなところで
残っていた。

今日は奇しくも事業場責任者の転任の日にも当たっていた。
就業前の臨時夕会で責任者のお別れ挨拶を聞き、その直後、一人定年式に
臨み、責任者より感謝状と記念品、退職金明細を頂く。

その後すぐに花束と有志一同からの記念品を頂く。記念品は自身が山歩きなど
の趣味があるので好きなものを買ってもらうため商品券という心憎い演出だった。
記念に登山靴など長く使えそうなものを購入しようと思っている。

その後、一言お礼を述べる時間も頂いた。創業直後の運動会におけるずっこけ
こぼれ話に始まり、こけてばっかりの波乱に満ちた職業人生の中で、上司、同僚、
後輩にその都度、助けてもらった感謝と無事に定年も迎えた感激なども申し上げた。

本来なら全員と握手をして見送りを受けるのが良かったが、久しぶりに
なつかしい顔が眼前に並ぶとその余裕すら完全に失っていた。

通り一遍のそれではなく、無手勝、破天荒なものだったが、最後まで自分らしさ
を貫いた?ような気がする。

最後に現況は厳しいが、明るい未来がくると信じて頑張って欲しいと言ったような
気がする。

そぼふる雨の中、会社を後にし、なんとかこの日を迎えたという感慨にむせびながら
帰宅した。

今日はなんだか夢うつつ、夢のような一日になった。

頂いた花束と感謝状、花束贈呈は若き日職場を共にした後輩の女子社員から
だった。



贈答品も世話になりっぱなしの後輩女子社員からだった。
画像はご芳名一覧、なつかしい名前がずらりと並んだ。

これからはこれが座右の銘となり得るだろう。

頂いた感謝状、個人情報はマスクをかけています。


もうこれで十二分だ。思い残すことなくネクストステージに向える。

さて、これから残った手続きを取り急ぎ行い、落ち着いたらさすらいの一人山旅
にでも出かけることにしよう。


退所式

2008年09月29日 | 雑記
今日は出向先の退所式と送別会に臨むため早めに事務所に顔を出し、
使用していたパソコンのログインパスワードの初期化で最後の残務整理をする。

17時より退所式があり「出向等支援協力員の委託を解く」旨の辞令と
記念品、花束を受け取る。すでに気持は切り替わっていたので特別な感慨は
無かったが、退所に至った経緯とお世話になったお礼を簡単に述べた。

退所式が終わったら新山口駅構内に新規オープンした居酒屋風の店で
送別会があり参加することに。約1時間半色んな話で盛り上がった。
19時解散、電車で帰宅する皆さんを見送る。最後は握手をして別れた。
色んな事がこみ上げてきて感激にむせぶと思ったが、淡々とした時を過ごした。

この3年半、非営利法人に出向し、仕事をすることになったが、未経験分野でもあり、
ずいぶんと面食らうことが多かったように思う。だがこれから生きる上で結果的に
いい経験を積み上げることが出来たように思う。
登録された方の職業人生を決めてしまうきっかけをつくる一面もあり、
いくら経験したとしても、考えようによっては心理的にも重い仕事だった。
だが、時代の趨勢は個人や組織の力よっても限界があることも痛感した。

もう、第一線は退いたので直接的には関与は出来ないが、少し気にも留めながら、
遠くから温かい目で見守っていきたいとは思っている。

画像は退所式の時、頂いた花束

左上は退所記念に頂いた置時計。

さて、明日は出向元へ退職手続きと在職時お世話になった部署や仲間に
別れを告げる日になる。3年半前に実質的な定年を迎えたと思っているので
特別な感情は湧かないかも知れない。だが職業人生のほとんどを過ごした場所
でもあり、折にふれていろんなことを思い出すことだろう。

昨今、定年まで勤め上げることの難しさをひしひしと感じるようになった。
定年まで頑張った自分をほめるとともに、定年まで雇用を維持してもらった
出向元の会社に感謝をすることにしよう。

出向元会社では定年退職者の会にも入会したし、10月30日には定年退職者
招待会も5年ぶりに開催されることになり参加を予定している。
こちはも直接的には関われないが、行く末は暖かく見守っていきたい。

庭三昧

2008年09月28日 | ガーデン
今日は曇りがちな日だったが、もっぱら庭三昧で、結局、敷地内から一歩も出ずに
一日を過ごした。手間のかかる作業をしているので牛歩の歩みだが、気になって
いたことが少し進んだ。

朝起きた時、前日の作業がこたえたのか、けだるさを覚えたが、絶好の庭仕事
日和だったので始めてみると、気分も乗って日没まで作業をする。
最近、気力、体力共に低下し、連チャンはNGかな?と思ったが、どうやら
なんとかやれそうな気がしてきた。

理想とする庭を実現するには相当な日数とエネルギーを要するが、いずれ
オープンガーデンみたいにして道行く人が自由に立ち入れるようにしたい。
現在は道遠しだが、たっぷりと時間もかけられそうだし、実現出来たら良い。

たとえ実現しなかったとしても、そんな気持ちでやらないと思うような庭には
ならないだろう。現在考えていることが多すぎるため、果たしてどれぐらいで
できるかわからんが2~3年のうちには何とかしたいものだ。






さて、明日夕方は出向先の送別会に出席することになっている。
あまり余計なことは言わないできれいに卒業することにしよう。

某大臣が失言問題で就任5日目で辞任した。大臣となると発言も重くなる。
管轄外なことで暴言を吐いたとなると、もはや救いようも無くなる。
しかも最後まで持論は曲げなかったとか。議員の資質を問われるようなものだが?
失言盆に返らず、他山の石として慎み深くならんと。人は調子に乗り過ぎてもいけない。

静かな昼下がり

2008年09月27日 | フィールドメモ
朝からさわやかな秋空が広がっている。山も気になったが、
先日、奥から言われている花畑の草取りに朝からいそしむことに。

除草用に鍬を使って土を掘り起こしているのだが、先日来よりやや使いづらさを
感じていた。新規購入かなと思い、農機具小屋を見てみると使えそうなものがあった。

そのままだと使いづらいので短めの柄に付け替え、くさびを打ち固定した。
試しに使ってみるとバッチグーだった。これで深めに掘り起こすこともできる。

昼下がり、自宅から歩いて数分の荒地にコスモスが咲いていたので
撮りに行くことに。彼岸花もあちこち咲いていたのでついでに。

ヒガンバナと稲穂と亀山と

秋空に映ゆるコスモス

コスモスと大海山、勘十郎岳

ヒガンバナと亀山

逆光で撮ったコスモス

さて、作業服と地下足袋で草取りの再開じゃ。
今日は、昼食後にちょこっと撮りに行った以外は庭三昧な一日だった。
それにしても花畑の整備だけでもずいぶん時間がかかりそう。
とても暇を持て余す状況にはない。しばらく寡黙に過ごすことになるのかな?

オシロイバナ

2008年09月26日 | 山野草

自宅裏から30mぐらい離れた田んぼのあぜ道でヒガンバナが群生しており、
見ごろになったので撮ってみる。

お隣さんの花畑ではオシロイバナ(ユウゲショウ)が開花していた。
この花は夕方から翌朝にかけて開花する花でユウゲショウとも呼ばれるらしい。
咲き終わると黒い実をつけるが、中に白いでんぷん質の粉があるから
オシロイバナと言われるようになったらしい。メキシコ産の多年草。







今日は若い頃行き来して、お世話にもなった叔父が亡くなり、葬儀に参列する。
こういう悲報と聞いたり、参列したりすると命のはかなさを感じてしまう。
命には限りがある。しかもあっという間に過ぎてしまう。有意義に過ごさんと。

報道によると小泉元首相が衆議院選挙に立候補せず、議員を引退するとのこと。
首相の時もそうだが、余力を残してスパッと辞められた印象が残る。
多趣味の方のようだし、きっと政治以外でもやりたいことも多いのだろう。

一方、プロ野球の王監督も今期限りで引退をされる。王さんの場合、野球が
好きでたまらず、慰留も要請されたこともあり、体力の限界まで勤められたような
気がする。

この例からすると、仕事が好きでたまらず、天職と思っている場合は限界まで
やれるだろうが、そうでない場合は、早めの決断も必要と感じたりする。

限りある命だし、最後は好きか、嫌いか、やり甲斐を感じているのか?が
キーになるような気がする。