高黒石という山が気になってはいたが、往復だと如何せん短すぎる。いつも味のある山歩きを続けておられる
「山へgonen」さんのレポを参考に久兼松尾山~高黒石と周回してみる。歩行約13.6km
山中は送電線巡視路を歩くコースだが、それぞれの山頂は立木に囲まれ、展望はほとんど無い。
林道(車道)歩きも長く、およそ一般向きのコースとは言えないが、個人的には十分楽しめた。
周囲の土地勘もわかって来たので、次回は一部コースをアレンジして、近い内に歩こうと思っている。
久兼松尾山の登山口(巡視路入口)・・・目立つ案内板などないが「火の用心」黄札が目印になる。
久兼松尾山の登りは一部急登もあるが、感じの良い道が続いている。
2度目の久兼松尾山山頂・・・次回は立ち寄らず高黒石に向かうかも?
河井地区では棚田の石組など楽しむ。
市道河井線終点、向かって左が巡視路入口
一部は昔、杣道として使われていたようだ。一部石組があるが、畑の跡?
高黒石への尾根道
ヤブに囲まれた高黒石山頂、近くの№54鉄塔の切開きが若干展望もあるので、ここで休憩すると良い。
№54鉄塔より真田ヶ岳を望む。左奥は蕎麦ヶ岳。
未踏、未知の地を地図を片手に確認しながら歩くのも、六感が働き、楽しいことこの上ない。
今日は鉄塔下の伐開作業をされていた方が数名おられたが、登山者には会わず静かな山歩きだった。
つわものだったら「孤高の人」ということになるが、軟弱なもので「孤低の人」なんだろう。
春を探しに串山連峰、草山を歩いてきた。善城寺山山頂ではアオモジの開花が見られ、
草山ではアオモジが見頃を迎え、ナガバノタチツボスミレも開花を始めており、春の兆しを
感じることが出来た。帰路は行者様より、参拝道を下ってみたが、山道はプラ階段や土嚢、
ロープなども設置され、歩き易い道へ変貌を遂げていた。
行動時間 5時間 歩行距離 12.7km
善城寺山頂、満開のアオモジ
定番の中道湾
三~四分咲のアオモジ
アオモジと善城寺山、火の山連峰
シハイスミレ開花一輪
草山では新たな案内板が設置されていた。
ナガバノタチツボスミレ
山肌を部分的にクリーム色に染める満開のアオモジ
アオモジ、後方に楞厳寺山と右田ヶ岳がうっすら。
アオモジと後方中央が行者嶽、右奥が大海山
アオモジと後方の楞厳寺山、右田ヶ岳・・・こちらの方がよりわかり易い。
ナガバノタチツボスミレの乱舞・・・早くも春を謳歌してました。
あいお荘駐車場奥にある案内板
行者様の案内板
行者様・・・南西部は切り開かれ、展望が効くようになってきた。
参拝コースはいたるところにロープやプラ階段、土嚢が設置され、歩き易い道になっていた。
林道が整備され、鳥居の所までは車で進入出来るようになっていた。
出来たばかりの林道、この奥まで車で入ると最短距離で行者嶽にたどり着ける。
参拝コース入口にある地蔵尊
これから歴史の道や史跡などを巡りながら駐車地に戻った。近場ながらそこそこの距離を歩いたようだ。
見ごろのアオモジやスミレなども楽しめたし、まずまずの里山ハイキングだった。
北九州の山友さんが来訪されたので、案内方々魚切山~狐ヶ峰と歩き、馬頭観音が祀ってあるコースを
下り、駐車地の動物愛護センター下に戻る。
登山靴を脱いでいると愛護センター周囲の整備をされていた方が「可愛い子犬がいるので見て
行かれませんか?」と言われたので、勧められるまま、センターに入り、子犬としばし遊んで帰った。
まだ小さな子犬だったが、職員の方が良く訓練をされているらしくお座りなどちゃんと出来ていた。
黄砂のためなのか遠望は利かず、近くの火の山連峰も霞んで見える。
山友さんとの話しに夢中?になり、写真は2枚に留まった。ま、何度も歩いている山だし、こんなもん。
ある目的もあった徳地串地区の土田ヶ岳と文殊岳を歩いた。この両山を平たく言えば、土田ヶ岳が閉鎖的な
山、文殊岳が開放的な山ということになる。
土田ヶ岳登りに使ったコースは途中までは狭い林道~沢沿いの杣道~地籍調査で切り開かれた尾根道と
変化には富んでいるが、至るところで倒木がコースを寸断し、一部はコースの見定めも困難なところもある。
下りはテープ目印など一切ない道無き道?をシダヤブ、大岩など避けながら、けもの道も利用しながら
下ったもので、安易に立ち入らないようにして下さい。このままだと完全に埋もれてしまう山になるかも
知れない。しかしながらワイルド感にあふれ、個人的には楽しい山行だった。
反して、文殊岳は地域の人に愛され、整備の行き届いた道が山頂まで続いている。土田ヶ岳に比べ、
余りに好対照な両山をちょっぴり楽しめた一日となった。
土田ヶ岳コースタイム 駐車地(10:00)→鞍部(10:50)→土田ヶ岳山頂(11:20)→駐車地(12:15)
行動時間 2時間5分 歩行 4km
文殊岳コースタイム 駐車地(12:30)→文殊岳山頂(13:00)→駐車地(13:20)
行動時間 50分 歩行 1.5km
感じの良い杣道なんだが。
倒木が至るところでコースを寸断する。
微妙なバランスの大岩・・・下部は怖くて通れん。
きれいな尾根道も残されているが、そうは問屋がおろさん。
展望が全く無い土田ヶ岳の三等三角点、ゆっくりする気にもなれず、そそくさと立ち去る。
登って来た道をそのまま下るのもいいが、面白くないので道無き道へ突撃?する。
尾根通しで下ろうと思っていたが、ヤブが濃くなって来たので、沢筋にルートを変更する。
けもの道らしきものも利用させて頂いた。これでイノシシさんも通り易くなるだろう。
下山して文殊岳の登山口に向かう。
地元の方の熱意が伝わってくる。
山道の入口から、少しそれたところにこんなものが。沈黙の意味するものは・・・。
見た人はわかるだろうが、沈黙して心に留めなさいという意に解釈した。
土田ヶ岳とは打って変わって整備の行き届いたきれいな登山道。
知恵の岩と命名されていた大岩、少し触ってみたが、これで少しは賢くなれるだろう?
山頂から千石岳
山頂から四熊ヶ岳、何度も歩いた山だが、最近ご無沙汰している。
山頂の石祠
山頂近くにあった四等三角点・・・金属盤が貼り付けてある。最新のものなのか?
ちょい歩きの山2座だったが、それなりに楽しめた。
荒れ加減なれど、未踏の里山歩きは、ちょっとした冒険心も満たされ、いい気分転換になる。
未踏の里山歩き・・・どこまで続くのか・・・ネタは尽きない。
朝方、国税の申告に行ったが、あまりにいいお天気なので、気になっていた久兼松尾山をぐるりと周回した。
この山の登山道は森に覆われ、鉄塔広場から一部の展望は得られるが、山頂は一切展望もなく、地味な
印象を受けたので、およそ一般向けの登山対象の山とはなり得ないだろう。
兵瀬地区奥から山頂近くまでは送電線の巡視路をたどり、下りは地積調査の切り開き、昔の杣道を通って
宝積寺近くの道に出た。途中、急下りもあったりして、注意が必要。
このあたりの山で先日、久兼山上山、綾ヶ峰も歩いているが、概して登山道が立木に覆われ、シダヤブこそ
ないが、地形もわかりづらく、およそ初心者向けとは言えないが、整備され過ぎた登山道に慣れ過ぎた時に
とても新鮮な印象を受け、山味は味わえると思う。
帰途、宝積寺というとても縁起の良さそうなお寺があったので、参拝して帰った。
これで多少はお宝が貯まるのかな?世の中そんなに甘くないじゃろう。
コースタイム 駐車地(10:15)→松尾山(11:30)→宝積寺(12:25)→駐車地(12:50)
行動時間 2時間35分 歩行距離 約6km
巡視路の歩き始めはゴルジュ帯の横を通り抜ける。
巡視路は時々整備されるらしく、歩き易い道でした。
鉄塔基部の切開きより、真田ヶ岳
中央右に冠雪した十種ヶ峰が見える。
過日登った矢筈ヶ岳もこちらから見れば単独峰
右田ヶ岳もちらり、このあたりは防府の奥座敷と言える場所のようじゃ。
四等三角点が鎮座する久兼松尾山、周囲の展望は全く無く、すぐに下山にかかる。
宝積寺と久兼松尾山山頂方面
短時間ながら未踏の地だったので充実した時間を過ごせた。さて次はどこの未踏里山?