数週間前から気になっていた久兼山上山~綾ヶ岳を周回してみる。ヤブ道を予想し、40数年前に購入し、
厳冬期登山などで使用していた丈夫なゲーターを装着して臨んだが、地積調査や市有林境界調査などが
行われており、比較的歩き易い登山道でした。
ルートはそこそこ明確だが、分岐の両方に市有林境界調査のピンクリボンが付いていたりするので、
地図読みやルートファインディング必須のコースと言えます。
登山口や登山道の標識やテープなど一切ないため、初心者の方は安易に立ち入らないようにして下さい。
個人的には野趣にあふれた楽しい道だったが、山慣れていないと踏破は難しいかも?
よって詳しい解説はあえてしません。
コースタイム 路肩P(10:10)→久兼山上山(11:00)→484ピーク11:50)→綾ヶ峰(12:45~13:05)
車道出合(14:00)→路肩P(15:00) 行動時間 4時間50分 歩行距離 11km
下図中ループ状のログがあるが、近道をしようとしてルートミスをしたもの。
立派な石組のある道の奥に山道入口がある。
山道の一部はゴルジュ状に削れている。用材切り出しのための杣道または行者様の参拝道?
登山道は立木に囲まれ、シダヤブはほとんど無い。
久兼山上山頂上、行者様が祀ってある。背面の石には「大峯山上大権現」と刻んである。
かって修験に励み、奥駆の道などもあったのだろうか?
登山コースの尾根道には市有林調査用のピンクテープが付けてある。だがこれはあくまで調査用テープで
登山用では無い。分岐両方にテープが付けてあることも多く、地図読みとルートファインディングが必要。
調査用テープが大木に巻きつけてあった。
484mピークの四等三角点、GPS調査用のチップが貼ってある。
防火帯と思われる広い尾根道
綾ヶ峰の山頂に着くと、おひとりで山頂の整備をやられている方がおられた。ブログでも拝見していたので、
「ヤマちゃん日記のヤマちゃんさんでは?」とお声かけするとご本人だった。
私のことを紹介すると、「以前、山以外のところでお会いしたことがあります。」と答えられる。
はてはて、どこで・・・・うーん思い出せん。お互いの経歴などを紹介しあっていると・・・・。
な、なんと、出向先の業務と関連のある職場に勤めておられ、たしかに接点があったのだ。
意外にご縁があったのだ。こちらは何しろ色んな方にお会いしているので、記憶が定かではないが、
失礼千万で恐縮することしきり。氏はこの山の周辺を整備したり、莇~弟見間のシャクナゲ尾根なども
精力的に整備されてきた。通の者にとってはかなり知られている方なのだ。
山頂で情報交換などしていると、小雨がぽつりぽつり、そそくさと下山にかかることにした。
綾ヶ峰の下山口(登山口)までは同行させてもらい、楽しい語らいの時を過ごした。
ヤマちゃん日記は早速ブックマークに追加しました。また何処かで会えるとええな。
帰りは小雨模様の中を、地籍調査の切開きを歩いてちょっと近道したり、棚田の石組を観賞したりして、
史跡を楽しんだりして駐車地にもどる。
駐車地に戻り、身支度を解いて、車に乗り込むと同時に大粒の雨が降り出した。今日は太鼓ヶ岳まで考えて
いたが、中断して正解だった。滑り込みセーフだったな。
今日は意外な出合いもあったし、野趣あふれる山道と共に楽しめた一日だった。
今、15分でグレートトラバースの報道がされている。赤石岳の報道の時、田中 陽希さんは、朝と昼は軽め
の食事で、夕食でボリュームあるものを摂るようにされているとのことだった。
偶然ながら私の主義と合致している。今日も行動中摂ったのは小さなブドウパン一つと、口を湿らす
程度の麦茶のみ。下山して帳尻を合わせたのは言うまでもない。
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金光さんの本では登山道の程度△なので、初心者の私達は悩んでいました。
もう少し東に行けば606.7m天狗岩(太鼓ヶ岳)のようですが、『無愛想な山頂』の文字では行き難い。
恐れな者で。
それでも結構歩きやすそうですね。
挑戦しようかな。
ヤマちゃん日記もチェックしよう。
ルートファインディングが必要なコースと言えます。
踏み跡が薄く、親切な標識や案内板は一切ありません
ので、それなりの覚悟を持って歩いて下さい。
ある意味、力量が問われるコースと思います。