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今回は自分でも忘れるほど久しぶりの香港クンフー映画の紹介になる(実際は台湾映画なのだが)。
タイトルは『鬼面人』(73)、主演はシャンカン・リンホー(上官霊鳳)。何かそそられるでしょ?ゲテモノ映画好きには。
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ストーリーの概要は、醜悪な仮面を被った鬼面人と名乗る男によって父を殺され宝剣を奪われたリンホーが仇討ちの為に旅立つが、途中悪漢に襲われていた少女を助けた土地では鬼面人は人々の英雄であった。父の敵討ちで頭がいっぱいのリンホーは少女の懇願も聞き入れず鬼面人と対決するが、父を殺したのは鬼面人の仮面をわざと被って悪さをしていた悪の武道家であった。誤解の解けたリンホーは本当の仇である悪の武道家と闘い、見事勝利して劇終。というもの。
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この作品はインドネシアでロケが行われていて(現地のプロダクションと合作か?)、映画の所々に独特な様式美の遺跡やカラフルな民族衣装、ガムランの音色などエキゾチックなバリ文化が散りばめられ観光映画としての機能も十分にある。とはいうものの劇伴に『ウエスタン』のBGMが無断で使われているのはどうかと思う。どうせなら徹底しろよ。
観終わった後に思ったのは「シャンカン・リンホーの為だけにある映画」だという事。現実にスターと呼べる出演者は彼女一人だけだったし、脚本も彼女中心のストーリーだ。色とりどりの衣装や明光風靡なロケーションもすべて彼女を引き立たせる為にあったといっても過言ではない。
…なぁんて書いてますが私は別にリンホーの熱烈なファンなんかじゃないんですけどね。
「強いおねいさん」
が好きなだけですから。
そんなわけでこの映画の本当の楽しみ方は
「シャンカン・リンホーだけを鑑賞する」
事。青い空の下、カラフルな民族衣装で派手な立ち廻りをする彼女や、敵討ちの為なら手段を選ばない彼女だけを観ていれば多少ストーリーがダルくても無問題だぞ。
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「観ないとハイキックをお見舞よ!」
すみません、ちゃんと観させてもらいます…(涙)
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