![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/b3/0890d702d0052bb3f7cfc0b523760953.jpg)
09年も残り少なくなってきました。皆様はやり残した事はございませんか?私も一杯ありまして…特に忘れない内にこのレビューを書かなくてはと思っております。
今回の紹介作品は、ひっそりとバブル期にリリースされて誰の注目も浴びなかった(多分今後も)香港・フィリピン合作『鉄腕少年バイオニック・キッド』(78)です。
全身にサイボーグ手術を施されたサニー少年が偶然機密書類の入ったカバンを手に入れ、叔母で秘密捜査官のクレオに頼んで調べてもらったら何と大量破壊兵器の設計図で、すでにネオ・ナチの将軍がフィリピン沖の小島に設置して攻撃の機会を伺っているという。この狂った野望を阻止するためサニーとクレオは捜査局と共に闘いを挑む…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/37/a91b08ca048bf424280197d551676297.jpg)
アメリカの下請け映画を多数製作しているフィリピンらしく、実に手堅い作りで可でも不可でもない出来となっている。ムチャクチャ面白いか?と言えばそうでなく、逆につまらないか?と問われれば解答に窮すって感じ。スパイ映画的プロットにSF的要素やクンフー・アクションを満遍なく盛り込んだ典型的なエクスプロイテーション映画で観てる間はそこそこ楽しめる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/47/b3c49de8e9745619b9b17d8928f25ff4.jpg)
この作品には二人のヒーロー(片方はヒロイン)が登場する。まずタイトルでも紹介されている《鉄腕少年》こと《ダイナマイト・ジョンソン》。元々空手の達人という設定で弱くはないはずだが、本作では開巻早々サイボーグ手術を受けている。何故このような事態が起きているのかが説明されておらずちょっと不親切。この作品以前にピンで主役を張っている『BIONIC BOY』(77)という作品が存在しているので話の続きなのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ed/a2dd2b73da043f0f2ef4298476a43fb6.jpg)
もう一人は彼の叔母として登場する秘密捜査官・クレオだ。彼女は非ハリウッド娯楽映画ファンなら知らぬ者はいない(少なくとも私の周りには)フィリピン産女性アクション映画シリーズ《クレオパトラ・ウォン》その人である。IMDBによれば彼女の一枚看板である『They Call Her Creopatra Wong』はこの作品の後に公開(製作?)されていることからマリー・リーの代名詞であるこのキャラクターは当作より誕生した可能性がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/77/ae045c2e21a451631d79abd19b52fce3.jpg)
こういったバッタくさいタイトルの作品には今思えば貴重な作品が少なくない。見た目アメリカ映画でもフィリピン産だったり、香港アクションと銘打たれた作品がタイ映画だったりともうカオス状態!だからこそコレクターたちはこのビデオ・バブル期にリリースされた珍作を追い求めるのだろう。
今回の紹介作品は、ひっそりとバブル期にリリースされて誰の注目も浴びなかった(多分今後も)香港・フィリピン合作『鉄腕少年バイオニック・キッド』(78)です。
全身にサイボーグ手術を施されたサニー少年が偶然機密書類の入ったカバンを手に入れ、叔母で秘密捜査官のクレオに頼んで調べてもらったら何と大量破壊兵器の設計図で、すでにネオ・ナチの将軍がフィリピン沖の小島に設置して攻撃の機会を伺っているという。この狂った野望を阻止するためサニーとクレオは捜査局と共に闘いを挑む…
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アメリカの下請け映画を多数製作しているフィリピンらしく、実に手堅い作りで可でも不可でもない出来となっている。ムチャクチャ面白いか?と言えばそうでなく、逆につまらないか?と問われれば解答に窮すって感じ。スパイ映画的プロットにSF的要素やクンフー・アクションを満遍なく盛り込んだ典型的なエクスプロイテーション映画で観てる間はそこそこ楽しめる。
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この作品には二人のヒーロー(片方はヒロイン)が登場する。まずタイトルでも紹介されている《鉄腕少年》こと《ダイナマイト・ジョンソン》。元々空手の達人という設定で弱くはないはずだが、本作では開巻早々サイボーグ手術を受けている。何故このような事態が起きているのかが説明されておらずちょっと不親切。この作品以前にピンで主役を張っている『BIONIC BOY』(77)という作品が存在しているので話の続きなのかもしれない。
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もう一人は彼の叔母として登場する秘密捜査官・クレオだ。彼女は非ハリウッド娯楽映画ファンなら知らぬ者はいない(少なくとも私の周りには)フィリピン産女性アクション映画シリーズ《クレオパトラ・ウォン》その人である。IMDBによれば彼女の一枚看板である『They Call Her Creopatra Wong』はこの作品の後に公開(製作?)されていることからマリー・リーの代名詞であるこのキャラクターは当作より誕生した可能性がある。
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こういったバッタくさいタイトルの作品には今思えば貴重な作品が少なくない。見た目アメリカ映画でもフィリピン産だったり、香港アクションと銘打たれた作品がタイ映画だったりともうカオス状態!だからこそコレクターたちはこのビデオ・バブル期にリリースされた珍作を追い求めるのだろう。
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たしか「bionic boy part2」と出ています。
part1を観ることは可能ですか?
南アフリカ製のカラテ映画とか、ベトナムでヘルスエンジェルスが大暴れする映画とか観ては
独りで悦に入ってます。
今回紹介されている「鉄腕少年~」はずっと探している作品なのですがレビューを拝見してますます見たくなりました。
頑張って中古ビデオ探します。
こちらこそはじめまして。
コアな映画バーですか。もし行く機会があれば寄らせていただきます。
「鉄腕少年~」ゲットできるといいですね。もし挫けそうになったらご一報ください(笑)