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どんどん“過去”になっていく… ~追悼 クリス・ベノワ~

2007年08月01日 | ルチャリブレ
 この数ヶ月、プロレスファンにとっては何とも胸を痛める訃報ばかりが相次いでいる。
“流血大王”キラー・トーワ・カマタや“神様”カール・ゴッチ、マイナーな所ではECW初期に活躍していたタッグチーム“ジ・イリミネーターズ”のジョン・クローナス等それぞれ一時代を築いた方々ばかりだ。


 その訃報ラッシュの中でも最も衝撃的だったのがクリス・ベノワの“例の”事件だった。ここでは詳しく書かないが、あの真面目一徹な彼が何故?!とインターネットのニュース欄を見て思ったものだ。

 ついこの間までテレビに映っていた人の訃報は、身内でもないのに悲しくなってしまうという何とも言えない奇妙な感覚に包まれる。知らない人からすれば「関係のない人だから大げさすぎる」と思うかもしれないが、これは私の偽らざる気持ち。他人がとやかく言うんじゃない。たとえ親兄弟であっても。


 クリスはアメリカ・日本でも数え切れないほどの活躍をしたが、ここのコーナーで扱っているルチャリブレの国・メキシコでもその偉大な足跡を残している。

 1990年代前半に彼は、当時ホームリングにしていた新日本プロレスと関係のあった当時メキシコで2番目に大きな団体・UWAのリングに上がっていて、日本と同じく中軽量クラスの外人レスラーのトップであった。それを証拠に彼はUWA認定(当時)のWWF世界ライトヘビー級のチャンピオンにも就いていて、ベルトを賭けて所属ルチャドールのトップであるビジャノⅢやビジャノⅣと対戦しているし、ビジャノⅢに至っては抗争の決着戦としてマスカラ・コントラ・マスカラ(マスク剥ぎマッチ)まで行っているのだから大したものである。
 そしてずいぶん後の話にはなるが、AAAがロスで初のPPVを行う際に“メキシコ対外国人”カードのメンバーに彼が入っていて(パートナーは2コールド・スコーピオ&ティト・サンタナ)、パルカやジェリー・エストラーダ、ブルー・パンテルらと対戦している。この事からして、いかにメキシコでの実績と信頼があったかをうかがい知る事が出来る。


 幸いYOUTUBEにビジャノⅢとのタイトル戦やマスカラ戦がアップされているので、早すぎる死を惜しむと共に、その天才ぶりを再確認しようではないか。

 ただ情報社会のこの世の中、心に留めておきたいような出来事も日に日に“過去”と化していくのは仕方ない事とはいえ、なんか寂しいな…


 ●ビジャノⅢ対ペガサス・キッド(C・ベノワ)―マスカラ・コントラ・マスカラ
                
                               
                ここここ

 ●ビジャノⅢ対ペガサス・キッド―WWFライトヘビー級選手権

               
                ここここ

※早めに観賞しないと、リンク切れの恐れがありますのでご注意ください

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