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DV野朗をぶっとばせ!『パンチレディ』

2008年04月03日 | 韓国映画
 今回は当ブログでは久々の韓国映画『パンチレディ』(07)を紹介します。

 格闘技チャンピオンの夫・チュチャンに13年も暴力を受けてきたヒロインのハウンはある日夫の試合終了後、報道陣の前で「リングで私と勝負しろ!」と宣戦布告してしまう。
 今まで絶対君主の旦那の下、平凡に生きてきた彼女には勿論格闘技の経験などない。早速ジム探しを始めるがどこも断られてしまうが、冴えない風貌の館長スヒョンのジムだけは彼女を迎え入れてくれた。実はスヒョンは元数学教師でこれまた格闘技経験がない。
 ハウンの話を聞き同情して彼女を何とかしてやろうとスヒョンは夜にほかのジムで傷だらけになりながら格闘技やトレーニング法を学習し、翌日自分のジムでハウンに教えるという方法で彼女をコーチする。
 周囲の、そして夫から試合棄権の勧告を受けるがあくまでリング内で13年間の決着を付けたいハウン。そしていよいよ夫婦の運命を賭けたゴングが打ち鳴らされた…!

             

             

             

 ネット上でジャンルが[コメディ・アクション]と書いてあったので、まぁ、喧嘩して仲直り?みたいなイメージで観てみたのだが、これが全然シャレにならないくらいハードな映画だったのだ。

 妻が夫に格闘技で挑戦する

だけだったらただのコメディ映画なのだが、この映画の重要な要素となっているのがドメスティック・ヴァイオレンス(DV)だ。
 開巻冒頭からこれでもかとチュチャンのハウンに対する暴力シーン(流血あり)を見せられて気の弱い私としてはもうここだけでゲンナリしてしまう。これがあってこそハウンのがんばりに心揺さぶられるポイントにはなってるんだけど、ここまでしなくちゃいけないのか?映画内バイオレンスは許容できるのだが、こういったリアルなバイオレンスはまったく受け付けないワタクシめであります。
 同じ韓国系アクション映画で『相棒/シティ・オブ・バイオレンス』でもそう。蹴り技を使った見せ場の殴りこみシーンは好きでも、他のバイオレントな場面はつい目を背けちゃう。

 結局この映画で何が印象的だったか?と問われると、今まで内向的だったヒロインのハウンが闘うことで(夫にも、世の中の偏見にも)自分というものを発見する姿かなぁ。

"自分"を持った女性は美しいです、ホント。

              


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (スージー・アラビア)
2008-04-04 03:29:50
で、結局どうなっちゃうんですか? 

(A)奥さんが負けてDV続行
(B)奥さんが負けて離婚
(C)奥さんが勝って離婚
(D)奥さんが勝って仲直り
(E)奥さんが勝って逆DV

気になって寝られないんですけど。




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結果は… (kazu)
2008-04-04 07:26:33
字幕無しで観たんで詳しい事は分からないんですが、ラストストップモーションでその後が語られてるのを見ると(C)ですね。
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Unknown (スージー・アラビア)
2008-04-04 19:04:24
なるほど。13年間のツケをダンナに払わせてから離婚、というわけですな。
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