ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

誰も取られてはならぬ

2015年12月27日 21時08分40秒 | その他
 搾取と言うと、本来労働者に支払われるべき報酬の一部を資本家が不当にたくし込む事を指しますが、現在そんな事をすればブラック企業と名指され、経営不振に陥る危険さえあります。

 そんな違法行為をしなくても、現代では労働者に与えた報酬を取り上げる収奪システムが存在します。ま、極端に言えばの話で、私もその収奪システムを否定する積りはありません。

 例えば携帯電話。昔は家や建造物に固定されて通話専用だった電話機も、車載用を経て今や各人が持つようになり、通話機能以外の様々な機能を備えた携帯端末に進化しています。とても便利で、ヘビーユーザーなら命の次に大事な物。

 しかし、携帯電話の使用料金は安倍総理ならずとも高い。各人が携帯電話を持ち、家庭の固定電話機もそのまま使用しているなら、固定電話1台の昔とくらべて数倍ないし一桁上の電話料金の支払いを各家庭に強いている事になります。

 携帯電話を持つか持たないかの選択は個人の自由であり、他人に強制されて持つ訳ではありませんが、携帯電話無しの生活が可能かと尋ねられて、生活の基盤が消えるので無理と答える人が少なくないのではないかな。持つ事を強制しているのは案外、当のご本人である可能性もあります。

 他にも、ゲーム、ファーストフード、低価格衣料品などの業界も結果として収奪を可能にするシステムを構築しています。単価は安く設定してあっても、禁断症状を招くように巧妙に企画されていますから、一旦買い始めるとやめられません。かくして低所得者層まで含めた幅広い階層の人達を囲い込み、なけなしのお金を吸い上げています。

 こうした事が子どもの貧困や老後破綻などの原因の一つになっていなければ幸いに思います。


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