日々雑感

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浜岡原発全停止へ

2011年05月07日 | Weblog
浜岡原発全停止へ

大きな見だしが紙面のトップに躍り出ている。総理が決断して中部電力が受け入れの検討を始めた。
福島の事故の例を見たら、国民の安全安心が保証されない恐れがあると中部電力が考えて、申し出たのかと思ったら、これは政治決断だった。

明日起こっても不思議ではない東海地震に対して、中部電力はどういう備えをしたのだろうか。 完璧な対策も取らないで、再開申請とは、企業の論理優先で社会的責任を果たす意識が希薄である。原発を動かして電力供給するのが、電力会社の社会的使命だと言うことだろうが、企業の論理よりも住民の安全安心のほうが遙かに優先することは、福島の例を見ると十分判るはずだ。運が悪い場合には
再開によって、中部電力をつぶす気か。

企業にそう言う考えがある限り、政治は住民を守るために安心安全を最優先するのは当たり前の話である。それは電力会社の利益でもある。
防潮堤もそのままにして、津波に襲われたら一体どうなるのか
中部電力だけで損失をカバー出来るのか。答えは火を見るより明らかだ。
東海地震が起こる確率は30年以内に87%の高い率だそうである。

それを知ってかしらないでか、「総理の決断は」唐突で判断材料や今決断した理由がわからない。公開討論をして科学的に技術的に判断する内容だと言う学者がいる。こういう種類の学者を学者バカというのである。大局が全然読めていない。
明日に来るかも知れないような差し迫った状況の中で、何故今?公開討論すべきだと?。君の目はいったいどこを向いているのだ。国民の安全に目を向けているのか。原子炉の安全だけでは片付かない問題を含んでいることを考慮に入れて発言しているのか。

安全的観点からしてみると、一時停止というのが正解だ。君の考えの中には切迫感がまるで抜け落ちている。緊急事態に近づきつつあると言う読みが滑落している。こういう学者に原子力の安全性を任せることは非常に危険である。何故今回のような事故が起き、多くの被災者を生んだのか。まるで状況分析が出来ていない。
原子力安全委員会の反省を知っているのか。知っていてなお発言したとなれば、空気の読めない、というより総合的判断が出来ないアホ学者だ。いっておくが原発は国民の安全を確保して上での話である。それも確保されていない状態で君のような発言をするとは暴論としか言えない。もっと真摯に考えてみたらどうだ。
よしんばこれによって社会的混乱が起きようとも、事故が起こるよりはましなはず。