【経営コンサルタントへの道】6. 経営コンサルタントになるための資格取得 1.コンサルタント資格
私は1970年代から半世紀にわたり、「経営コンサルタントとはお節介焼き」「当たり前のことが当たり前にできる企業作り」「現場を重視」「管理とは温かいもの」をモットーとして経営コンサルタントという職業に就いてきました。
経営コンサルタントになってから、いろいろな人から「なぜ経営コンサルタントになったの?」「経営コンサルタントになるにはどうするの」あるいはすでに経営コンサルタントになっている人からは「経営コンサルタントとして成功するこつは」などと聞かれてきました。
経営コンサルタントを目指す人の大半が、世の中に漂う“常識”的な方向定めと方法で準備を開始しています。しかし、経営コンサルタントへの道は厳しいですが、成功法による近道もあります。
経営コンサルタントを目指す人が一度は辿るこの道に、正しい回答になるかどうか、お役に立つかどうかはわかりませんが、独断と偏見をお許しいただき、以下のようにまとめてみました。ご参考にされ、皆様の自己責任でもって判断し、行動して下さい。
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■ 6. 経営コンサルタントになるための資格取得
ご存知のように日本には「中小企業診断士」という経済産業省の認定資格がありますが、職業独占という目的で法制化されているわけではないので試験に合格していなくても経営コンサルタントになれます。
プロの経営コンサルタントが必ずしも資格を持っているわけではありません。逆に資格を持っているからといって、プロの経営コンサルタントとしてやっていけるわけではないのです。
ご存知のように日本には「中小企業診断士」という経済産業省の認定資格がありますが、職業独占という目的で法制化されているわけではないので試験に合格していなくても経営コンサルタントになれます。
プロの経営コンサルタントが必ずしも資格を持っているわけではありません。逆に資格を持っているからといって、プロの経営コンサルタントとしてやっていけるわけではないのです。
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コンサルタント資格 |
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中小企業診断士
中小企業診断士の受験は基礎知識が重要です。ですから経営コンサルタントとしての基礎知識をつけるには適しています。また、経営コンサルタントの認定資格としての知名度があるので、是非、取得することをお薦めします。
しかし、企業経営者が求めているのは試験の対象となるような知識だけでは不充分です。一般企業において5年以上の実務経験のある人なら、経営コンサルタントが集まっている団体に入会することをお勧めしています。その中で、いろいろなタイプの経営コンサルタントと交流することにより、まさに切磋琢磨できるのです。
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中小企業診断士
中小企業診断士の受験は基礎知識が重要です。ですから経営コンサルタントとしての基礎知識をつけるには適しています。また、経営コンサルタントの認定資格としての知名度があるので、是非、取得することをお薦めします。
しかし、企業経営者が求めているのは試験の対象となるような知識だけでは不充分です。一般企業において5年以上の実務経験のある人なら、経営コンサルタントが集まっている団体に入会することをお勧めしています。その中で、いろいろなタイプの経営コンサルタントと交流することにより、まさに切磋琢磨できるのです。
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中小企業診断士だけが経営コンサルタント資格ではない
「経営コンサルタント資格=中小企業診断士」と思い込んでいる人が多いようです。しかし、中小企業診断士より10年も前に、当時の通産省や産業界の勧奨でできた「経営士」という、日本で最初に誕生した経営コンサルタント資格があるのです。
この資格付与をしているのが日本経営士協会です。終戦直後に経済的な復興を短期間に実現するために、当時の財界の有志の勧奨で日本計理協会(現公認会計士協会の前身)から分離独立して設立され、経営コンサルタントの育成に大きな役割を演じてきています。診断員(今日の中小企業診断士)の講習会を担当したりもしました。
この協会は民間団体ですが、一定の実務経験と試験に合格するという要件はつくものの、これらにパスすると「経営士」として正会員になることができます。経営士は、中小企業診断士よりも10年も以前にできた経営コンサルタント資格で、日本でもっとも歴史のある資格です。
すなわち、日本における代表的な経営コンサルタント資格は
中小企業診断士
経営士
といえます。
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「経営コンサルタント資格=中小企業診断士」と思い込んでいる人が多いようです。しかし、中小企業診断士より10年も前に、当時の通産省や産業界の勧奨でできた「経営士」という、日本で最初に誕生した経営コンサルタント資格があるのです。
この資格付与をしているのが日本経営士協会です。終戦直後に経済的な復興を短期間に実現するために、当時の財界の有志の勧奨で日本計理協会(現公認会計士協会の前身)から分離独立して設立され、経営コンサルタントの育成に大きな役割を演じてきています。診断員(今日の中小企業診断士)の講習会を担当したりもしました。
この協会は民間団体ですが、一定の実務経験と試験に合格するという要件はつくものの、これらにパスすると「経営士」として正会員になることができます。経営士は、中小企業診断士よりも10年も以前にできた経営コンサルタント資格で、日本でもっとも歴史のある資格です。
すなわち、日本における代表的な経営コンサルタント資格は
中小企業診断士
経営士
といえます。
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これから経営コンサルタントになろうという方や企業内コンサルタントを目指す方、まだ経営コンサルタントとして経験の浅い方等を対象としてセミナーを受講できたり、いろいろアドバイスを受けたりできる。
はじめから正会員になるのも一つの方法でしょうが、まず準会員になることをお勧めしています。準会員になると先輩の経験談を聞いたり、研究会に出席したりして経営コンサルタントとしての心得から具体的な実務までを「盗み取る」チャンスができます。
その後に、正会員である経営士や中小企業診断士としての経営コンサルタント資格取得の勉強を始めても遅くはないですし、むしろ入会すると関連した情報が入りやすく、それらを参考にすることもでき、的を射た勉強ができるでしょう。同じ目的を持つ仲間もいるので励みになります。
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【参考】 経営士と中小企業診断士の違い
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はじめから正会員になるのも一つの方法でしょうが、まず準会員になることをお勧めしています。準会員になると先輩の経験談を聞いたり、研究会に出席したりして経営コンサルタントとしての心得から具体的な実務までを「盗み取る」チャンスができます。
その後に、正会員である経営士や中小企業診断士としての経営コンサルタント資格取得の勉強を始めても遅くはないですし、むしろ入会すると関連した情報が入りやすく、それらを参考にすることもでき、的を射た勉強ができるでしょう。同じ目的を持つ仲間もいるので励みになります。
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【参考】 経営士と中小企業診断士の違い
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