■【きょうの人】 0330 白隠慧鶴 臨済宗中興の祖
本日、ゆかりの人をご紹介します。
そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取っていただけると幸いです。
■ 白隠慧鶴 臨済宗中興の祖
はくいん えかく
1686年1月19日(貞享2年12月25日)-1769年1月18日(明和5年12月11日)
諡は神機独妙禅師、正宗国師
白隠は、臨済宗中興の祖といわれる江戸時代中期の禅僧です。
駿河国原宿(現・静岡県沼津市原)にあった長沢家の三男として生まれ、15歳で出家して諸国を行脚して修行を重ねました。
禅修行のやり過ぎで禅病となりましたが、白幽子という仙人より「内観の秘法」を授かって回復したといわれています。
42歳の時に、コオロギの声を聴いて仏法の悟りを完成しました。この経験から禅を行うと起こる禅病を治す治療法を考案し、多くの若い修行僧を救ったそうです。
他の宗門を兼ねて修道すべきではないと戒めています。これは他の宗門を排除するためではなく、それぞれの宗門を修めることがそれぞれに成道することに繋がると捉えているからです。
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