【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月10日 経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
今朝は、北風が強く、この冬、始めてウィンドブレーカーを着ての早朝ウォーキングでした。
ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。
その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。
経営者・管理職の集まりで、お話をする時間をいただけました。
◆経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ
経営環境のグローバル化や技術革新の収束な発展で、経営者は従来の延長線上での経営ではやって行けない時代になりました。
このような時には、スピーディな経営意思決定により、臨機応変な時代対応の経営ができなければなりません。
新興国の急速の発展には、社内だけのでの人材では追いつかなくなってきています。世界中の先進国は、社外取締役を活用するのが当たり前な時代です。
なぜならば、社内だけの人材では、見えるものが見えなくなってしまっているのです。これを「新幹線理論」と呼んでいます。
高速に走る新幹線では、車内を見ていると高速で移動中であることがわかりません。ところが一旦目を窓外に転じますと、景色が次々と変化し、高速移動中であることを実感します。
社外取締役が必要であることがわかりましても、では、何処で見つけ、誰が自社に最適なのか、ということになると結構わからないものです。
例え社外重役が見つかっても、今までのように社員とは異なる人材ですので、どの様に使ったら良いのか、わからないものですし、難しい面もあります。
ある経営者は、自分が連れてきた社外重役である経営コンサルタントに、社長としての座を追われて、常務が抜擢されてしまったということもあります。
一方で、社外重役を入れたとたんに、社員の姿勢が変わり、業績がV字回復したという企業もあります。社長の座を追われるのが怖くて、社外重役を入れられない社長が板としたら、即刻引退すべきではないでしょうか。
転ばぬ先の杖、それがこのブログのめざすところです。
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■「すぐ行動できない人」の意外に簡単な対処法でやる気が出る
何かをやらなければなりませんのに、自分自身に言い訳をいって先送りにすることはありませんか?
ネットか何かで見たのですが、その様な状況の時というのは、脳が準備できていないことが原因なのだそうです。
脳には1000億個を超える神経細胞があるのだそうです。情報を理解しようとする入力神経系統もあれば、行動するときに働く出力神経系統とに大別出来るのだそうです。
詳しくは、当ブログ「経営コンサルタントのひとり言」をご覧下さい。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/ee1e89c4e68fa147268382c14c9463ea
■ 国民のことを心からサポートする政治が行われることを望む b10
日本では、身障者の社会復帰というオブラートに包んだ甘言で、身障者への補助を減額する方向で動いています。「社会復帰」といいますと、一見すると、良いように見えます。それはタテマエで、ホンネは、社会復帰をさせて、補助金支出を減らそうというところに起因しているのです。
法律というのは、その抜け穴を探して不当なお金を手に入れようとする頭のよい人もいますが、多くの身障者は、直りたくても名折れ内で苦労したり、苦しんだりしています。身障者度合いを下げられて、補助金が少なくなって生活に困窮する人も出てきているようです。
“真”に国民のことを考えられる政治家であって欲しいです。
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
人事というのは、競馬の予想のような下馬評が走り回るのがサラリーマン世界の常です。そのような中、トップ間での人選は進みます。角菊事業部長は、自分の推薦順位の高いものから三名のリストを福田社長に提出するのですが、福田の顔はさえません。角菊には、福田の腹の内を読めないでいます。
角菊事業部長は、次回の福田社長との人事ミーティングで、自分の考えをキチンと伝え、自分の提案が通るように、じっくりと考えた上で資料作成をしました。準備万端で社長との面談に臨むのですが、なぜか落ち着かない角菊です。ドキドキしながら提案資料を手渡すと、「すばらしいできの資料だ」と専務からお褒めの言葉をいただいたのですが・・・
いざ、福田社長と対面で意見を述べた角菊事業部長には、想定外の質問が飛んできました。福田としては、何としても角菊に成長してほしいという気持ちと、なぜ、角菊自身が自分の提案が、これまでの視点と変わっていないことの問題点に気がついてくれないのか、軽いいらだちも感じているのです。
福田は、角菊に気づきを促す目的もあって、推薦されている三人の名前を見ながら、三番目に申し訳程度に乗せてある竹根について質問した。角菊は、竹根の生真面目さから来る、なんとも言えぬ威圧感のようなものから、あまり好感を持っていないようです。福田の質問に対しても、角菊の回答にそれが滲み出てきています。一方で、福田は、竹根が新入社員の入社式で新入社員代表としての挨拶が印象的に残っていました。それを角菊にぶつけると、角菊は竹根の印象は皆無であったようです。
このまま話をしていても角菊は気づきがないのではないかと考えて、福田社長は、「高度な人事の問題なので、専務と私に一任してほしい」と言って三者会談を終えることにしました。
最新号 本日正午頃お届けする予定です。
【過去のタイトル】
1.人選 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑 人事推薦本命を確実にする資料作り 有益資料へのお褒めのお言葉 福田社長の突っ込み 竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない
【バックナンバー】
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
- ◆【経営コンサルタントの独り言】 「すぐ行動できない人」の意外に簡単な対処法でやる気が出る
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