髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

教育基本法改正って

2006-11-17 03:38:10 | 九占舎


国民の多くはもう少し審議をすべきという意見が圧倒的なのに、なぜ急に与党のが衆院通過を図ったのでしょう。
現行法と改正法についての意見は出尽くしたと、自民幹事長は言っていますが、果たしてそうなのでしょうか。
「大疑問?」です。国会は法を定める場所であり、それを決めるのが国民が選んだ議員ですから、圧倒的な勢力を持つ自民、公明の与党を選んだのは「郵政選挙」で選んだ国民に責任があります。
要するに何でも出来る政党にしたのだから、仕方が無いといえばそれまでですが、果たして強いものが弱いものを支配する構図は正しいのでしょうか。
なんら今のイジメの構図と変わらないような気がしますが・・・。
本来なら「沖縄知事選のあと」という新聞やTVでも大勢を占めていたのに、急に・・ということは「沖縄知事選」は、自民・公明連合の負けが予想されたからでしょうが、文部科学省にとって逆風が吹き荒れているこの時だからこそ、しっかりとした対応を忘れると来年の参院選は大負けで、現内閣は短命となる気がしてなりません。

教育基本法改正の次は憲法改正につながり、自衛隊海外派兵は徴兵制につながる恐れもあります。
北朝鮮への放送命令はNHKの国営放送化につながり、強いてはメディア統制となっていく恐れもあります。
「野党はもっとしっかりせよ」と言う意見も多いようですが、その様な国にしたのは「小泉劇場」といわれた「めくらまし選挙」にだまされた都市部に住む無党派層ですから、地方都市に住む私は「何を言わんかや」です。
北海道民は良識が勝っていたのか、前選挙では的確に「ノー」の答えを出していました
私が思うに「このような右旋回」は、なるべくしてなった事です。
現文部科学大臣は政調会長と同一派閥であり、現東京知事がかって国会議員時代に属していた青嵐会の思想を汲んでいます。
その様なかから日本が自主独立をするには、核を保持しアメリカの傘から離れ民族独立の道を進むには、憲法改正がどうしても必要になるのは明白です。
過去には国が大きな転換を図ろうとしたときには、それなりに対抗をする勢力が存在をしていました
それは国家の先行きを憂う学生であり、低賃金に苦しむ労働者を主とする組合であり、低所得に苦しむ農・漁民でした。
しかし、国民が総中産階級化となる80年代から学生運動に対しての締め付けと、極左による学園崩壊が原因で国民のパワーはそがれて「総イエスマン」を作る権力の思う方向に進み、物を言わない無気力化国民が誕生して行ったのでは・・・。
教育行政もこの頃から「歴史無知な何も考えない子供」を作る方向に向かいます。
日本の歴史を知らない子供達は韓国に修学旅行に行き、初めて日本がかって戦前に朝鮮府を作り、韓国を支配していた事を知るという情けのない歴史観をさらけ出すことになります。
先日、ある40代の方は「日中戦争の発端は・・」という問いかけに、「何が原因かは知らないが、日本は悪くはない」と驚くべき答えが返ってきました。当然に「南京虐殺はなし」です私は南京入城の際は、少なくても3千人は不穏分子という形で殺したはず(NHK放送)と言いましたが、それはまったくのデマと言い切られました。 あきれ果てて次の言葉は出ず「ふぅ~」のため息に変わったのですが、後日娘に聞いてみると答えは「知らない」でした。次いで出た言葉は・・・歴史ってさー、覚えていても何のためになるの? 会社に勤めても歴史がどうのこうのって言っても仕事には関係ないじゃん・・ぐうの音も出ないとは、このような時のことを言うのでしょう。
でもあえて言いました。「今生きているのも歴史の中、日本の歴史を知らなくて世界の歴史はわからないよ!!」
答えがふるっていました「だって世界史習っていないもん」 ・・・・・降参です。