髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

苦悩の石川遼は何を目指すのか

2012-08-13 17:53:42 | プロゴルフ

遼不本意59位も来季シード権はほぼ確実
〈2012年メージャー最終戦〉
今年最後のメジャーとなる全米プロゴルフ選手権は、R・マキロイが最終日6アンダーでまわり通算13アンダーと2位のD・リンに8打差というぶっちぎり優勝となりました。
この戦いではタイガーの久々のメジャー復帰勝利が期待されていましたが、3日目に74を叩きやむなく後退をしたのに比べ、R・マキロイは5アンダーの67で上がり圧倒的に不利な状況となっていました。
それでもタイガーは最終日はイーブンパーであがり、順位は11Tと我慢のゴルフをしましたが、この先彼の完全復活はあるのでしょうか?
とても気になります。
今回勝ったR・マキロイは、昨年6月の全米オープンでメジャー初制覇を若干22歳で成し遂げています。
これは球聖ボビー・ジョーンズの21歳に次ぐ快挙でした。

今回大会には日本代表として20歳の若武者石川遼や年齢の割には老け顔の谷口徹、全英に引き続き全米プロに挑戦をした藤田寛之の3名が出場しました。
残念ながら藤田は2日間トータルの7オーバーで予選敗退。
キアワ・アイランドゴルフリゾートに吹き荒れる強い風には、正確なアイアンショットで攻める彼のゴルフも通じなかったのでしょうか。

今年全米オープンそして全英オープンと本人にとって大きな壁に突き当たっていた石川遼ですが、悔し涙を歓喜の笑顔に変えようと、国内ツアーを回避して挑戦をしたメジャーもファーストラウンドは3アンダーの11Tで乗り切ったものの、2日目の12H目でギブアップ。
オリンピックを見ずに石川遼のゴルフを見ていましたが、7番で打った第2打が池に吸い込まれた時点でTVのスイッチはOFFに。
結果このホールでダボを叩き、この日は貯金を使い果たす5オーバーの26Tに後退をしました。
一応は、メジャーでは久々の予選通過となりましたが、4日間通算では7オーバーの59Tで今年のメジャー挑戦は終わりました。
日本人では谷口徹が予選を通過していましたが、3日目に78を叩き、上位進出の可能性は限りなく無理な状況にいましたから68Tは頑張ったほうでしょう。

〈海外メジャーでの壁〉
それにしても石川遼の突然に崩れる不甲斐なきゴルフの要因は?
全英が終わった時点で米ツアーも良いが、ひとまず国内ツアーに専念をすべきと前回のブログでも書きましたが、怖いもの知らずで攻めに徹したゴルフをやっている限りは、国内で勝てても海外では勝てないでしょう。
かってジャンボ尾崎も青木功や中島常幸も若い時には、無理を承知でガンガンと責めて痛い目にあっています。飛距離を出すことでは当時はジャンボに勝てる選手は少なかったでしょう。
しかし、国内では94回(JPGA)通算でも113回の優勝を誇るジャンボでも米ツアーでは無勝利です。
「海外の水が合わないから」と笑っていた尾崎、また中島も米ツアーでは無勝利でした。

青木功の全盛時代には、帝王ニクラウスがメジャーの夢を打ち砕き、トム・ワトソンが行く手を阻みました。青木にしてもハワイアンOPで最終ホールの劇的なイーグルがなければ、アメリカでは勝てていなかったかもしれません。かってゴルフ後進国から米ツアーやメジャー挑戦では、国内で活躍をしていた数多くのプレーヤーが「海外」という壁に突き当たってきました。
この現象は男女を問わず、女子ゴルフでは樋口久子が1977年にメジャー格上げ前の全米女子プロゴルフ選手権に勝ってはいるが(岡本綾子も1983年に勝利)、正確には女子ゴルファーでもメジャーは未勝利という状況は続いています。
一方、同じアジアの韓国は、男女ともにメジャーを獲っていますから、隣国の後塵を配した形の日本選手には「トラウマ」となって立ちはだかっているとも言えます。
そのトラウマを乗り越えるべく最もメジャー獲得の最短距離にいるのが、宮里藍であり若干20歳の石川遼なのですが果たして「メジャー優勝の夢」は叶うのでしょうか。

〈石川遼の今後は〉
アメリカを主戦場としている宮里藍や宮里美香には、ここ数年の活躍からしても「メジャーでの初勝利」という朗報が届くでしょう。
来年からは、フランスで行われている「エビアンマスターズ」もメジャー昇格となるので、日本人が得意とするこのコースでの活躍は大いに期待が持てます。
一方、20歳でマスターズでの勝利をと語っていた石川遼にとっては、ゴルフ戦略の変化がなければメジャーでの勝利は無理でしょう。
過去の国内での勝利も、逆転勝ちの感が否めず、4日間通算でスコアをまとめる持久力と細やかな戦略がなければ、若手アマチュアの松山英樹などに先を越される恐れもあります。
高卒からプロへの転向が禍いとなるのかも知れません。

また私生活においても婚約を発表しましたが、姓名判断では一昨年までは家庭運は最良でも、昨年からは急激に下降し親子関係や恋人との関係は今まで通りに順調には進まない運気にあります。
とくに石川遼という姓名では、あまりにも若くして結婚をした場合には「恋愛・結婚の失敗」がつきまとい、家庭内の不満やトラブルが戦績に大きな影を落とすことになります。
婚約者のお名前こそ正確にはわかりませんが、ネット上に書かれている「さとみ」さんが本名なら、相性占いでは彼女の嫉妬心や親子間の諍いが原因で必ず足を引っ張ることになります。
スポーツの世界では、世間を甘く見て周りの苦言を素直に受け入れずに消えていった有望選手が数多くいますが、一字名の「遼」くんは昨年から人生の流れが変わっていることをしっかり自覚し、真摯な気持ちでゴルフに取り組まないと「メジャー優勝」という目標は単なる夢物語に終わるでしょう。
まずは「周辺にあるマイナス要因」を切り捨て、変化と改革の道に踏む出すことが、今後の人生を大きく左右すると思われます。

2012全英での石川遼失墜の要因
(livedoor blog プーさんの隠れ家)