藤田光里、ハーフ自己ベストで猛追も単独3位で終戦
石川遼が一年数ヶ月ぶりに国内優勝をした「長嶋茂雄 INVITATIONAL
セガサミーカップ」の話題に隠れて富山県で行われた「日医工女子OP」の結果は、
またしても伏兵の韓国選手が勝ったことで、話題性の薄い報道はとなったことは
否めません。
北海道千歳のノーザンカントリークラブで行われた「セガサミー」は、確かに
好試合でした。
最終18番で一打リードの小田孔明にバーディを決めて追いつき、プレーオフを
制した試合はまさに死闘と言える名勝負でした。
何にもましてプレーオフ3ホール目で破れた小田孔明の疲れきった表情は、勝負の
世界の厳しさを物語っていたのが、とても印象的でした。
「日医工女子OP」最終日は12アンダーのトップでスタートをした若林舞衣子が、
久々の優勝をするか、それとも全米OPから帰り2試合目の横峯さくらが逆転優勝を
飾るのか?
TV局もマスコミも、この点に注目をしていたようですが、結果は10アンダーの2位
でスタートをしたまったく無名選手だったジョン・ヨンジュ(22)がトータル
17アンダーで優勝をさらってしまいました。
やはり、恐るべし韓国パワーです。
横峯さくらも後半は追いすがり2打差の15アンダーまで伸ばしましましたが、優勝
をしたジョン・ヨンジュの「テコンドーで鍛えられた太ももの筋肉に負けた!」と
いっても過言ではないでしょう。
それだけ素晴らしい筋肉と体幹の強い選手がいる韓国選手には脱帽でした。
この試合では、私が応援をする藤田光里ちゃんも5アンダー17Tのスタートながら
とても頑張りました。
スタートの1番から2メートル弱のイーグルパットを決めての上々のスタートを
切り、アウトは30で回る絶好調のプレーでした。
後半は10番バーディーのあと11番でボギーを叩き勢いも止まりましたが、最終18
番ではこの日2つ目のイーグルかといった見せ場を作りホールアウト。
猛追も及ばず12アンダー単独3位で終わりましたが、試合を重ねるにつけて
期待が膨らむ内容で終わっていることは、誰もが認めるところでしょう。
獲得賞金ランキングも今回の賞金4.200.000円を加えて19位に浮上
後半戦の活躍次第ではルーキーながらベストテンも狙えます。
いずれは優勝を狙える選手ですから、今はあまり欲を出さずに地道に
苦手なリカバリーショットの克服に努めて欲しいですね。
そうすることで賞金女王への道も開けてくるような気がします。
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