3戦続けての緊張感に満ちた攻防に決着をつけたのは、第1戦で内野安打2本のま
まここまでシリーズでの打率1割の西川遥輝でした。
それも回って来た場面は、1-1で迎えた9回裏2死満塁という誰もが「遥輝」な
ら延長か・・・と思う時に・・・。
記録に残るシリーズ二人目の満塁サヨナラホームランが飛び出すのですから、まさ
に「野球は筋書きのないドラマ」とはよく言ったものです。
結果は5-1で広島マツダ球場でのお返しとなりましたが、それにしても札幌での
3連戦は本当に疲れる試合でした
〈この日のヒーローは何といっても遥輝でしょう〉
これで日ハムは3勝2敗と王手をかけて広島に乗り込むこととなりましたが、広島
での第6戦の先発は間違いなくエースの大谷で10年ぶりの優勝を目指すでしょう。
大谷翔平としては初戦のリベンジに燃えて、残り1勝を最終章の仕上げと胸に戦う
と思いますが、雨さえ降らなければかなりの高確率で勝てると思います。
幸いなことに天気予報は曇り・気温20度となっていますから、暑さでバテること
もなく完投も期待が出来ます。
もしも、広島が優勝を逃がすとしたなら、大きなポイントはシリーズ前に引退表明
をして第三戦で勝ちきれなかった黒田投手の途中降板ではないかと思います。
野球の神様があの時点で「今年の日本一は北海道日本ハムファイターズ」と呟いた
ように私は思います。
ようするに日本一となって黒田投手は引退を表明すべきだったのに、チームの奮起
を自らの引退で図ったなら、それはリスクの伴う選択ではなかったか・・私はその
ように思いました。
まだ結果は判りませんが、もしも日ハムが日本一になったなら、かなりの部分で広
島打線の空回りに影響を与えたと言われるでしょう。