初日を首位と3打差の1アンダー15位タイの好位置で終えていた松山選手は、この日7バーディ、ノーボギーの「64」でホールアウトをして、通算8アンダーで
先に上がっていたケビン・キスナーと並ぶ暫定首位に駆け上がりました。
この日の松山はショットが決らず、アウトの前半は苦労をしながらも2つ伸ばすと
後半12番から4連続バーディを奪う猛追を見せます。
TV中継(BSフジ)は15番ロングの第一打を打った時点で、雷雨中断となり放送は
打ち切りとなりましたが、再開後の15番ロングでも3打目を寄せてのバーデイを取
るなど勢いは止まらなかったようです。
インに入ってからの猛追のきっかけは、何と言っても9番でのパーパットであった
様に思います。第2打をグリーン右に外し3打目のロブショットは大きくオーバー
をしますが、前日も10m超のバーディパットを決めていたこのホールで超ロング
のパーパットを決めた一打が、インに入ってからのバーディラッシュにつながった。
そう思ったのは私だけではないでしょう。
15番に続き17番でも首位と並ぶ2mのバーディを決めたようですが、まるで前週
のブリジストン招待最終日を彷彿させるラウンドは、一歩も二歩もメジャー獲得に
繋がる第2日目でした。
J・スピースやR・マキロイなどライバルが下位に沈む今大会での強敵は、2打差
の3位タイにつけたJ・デイと松山と同じ64であがったF・モリナリ、7Tに付ける
宿敵R・ファウラーかと思いますが、優勝候補一番手の松山には及ばないでしょう。
日本人初のメジャー制覇に向けて今の松山には死角がありません。
彼が言うようにベストを尽くしたなら、必ず夢は叶うでしょう。
明日の3日目が今から楽しみです!