髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

冬の小樽「雪あかりの路」

2008-12-13 13:38:32 | 北の観光

札幌は雪が降らない。でも喜んでばかりいられないことに気が付きました。(汗)

どうしてかといえば、北海道に雪が降らないと「北海道」ではなくなるのです。

札幌雪祭り、層雲峡氷瀑まつり、そして小樽の「雪あかりの路」どれをとっても、

雪がなければ冬の観光イベントはダメージを受けてしまいます。

また、道内のスキー場も雪不足だと客足は遠のき、雪がない北海道を避けて、志賀高原や

苗場、湯沢などのスキー場に足が向くのは必然と言えます。


だいいち札幌市内のイルミネーションにしても、雪がなければ札幌とは言えません。


そんななか、朝のFM放送では「小樽雪あかりの路」の準備が始まったと聞きました。

やはり「雪のない小樽運河」は絵にならないでしょう。


われながら考えてみたら「夏の小樽は良く行くが。冬の小樽・・・」最近はまったく

行っていません。

冬の小樽は坂の街 ♪そのような歌があったような気もしますが、車で行く小樽の坂道は

恐怖以外の何ものでもありません (´ε`;)

そんなことから冬の小樽は鮨を食べに行くか、知り合いのBarに飲みに行くか、拉麺を

食べに行くぐらいでした。


そんなわけで「雪あかりの路」もまだ見ていません。札幌と小樽はとなり街ですが、

冬になると何故か億劫になってしまうのは、きっと寄る年波には勝てなくなったせいかも。

ただ、小樽市が主催している「雪あかりの路」というイベントがあるのは知っていました。

数年前にNHK札幌放送局が、「雪明かりの街」というドラマを制作したのを見た覚えが

あったからです。

木村愛里(札幌出身)演ずるヒロインが、高校時代の友人に頼まれ、母親と離婚をした

ガラス職人の父親に「雪あかりの路」で使うガラス球を依頼をするため生まれ育った小樽に

向かい・・・。

そんなドラマでしたが、父親役の深水三章が、頑固な職人役をとても上手に演じていたのを

はっきりと覚えています。




小樽の雪道を歩くと、寒い夜はキュッキュッと雪が泣き、一人旅の身には寒さが堪えます。

暖かさを求めて、つい引き寄せられるように、寒さでかじかんだ手で古びた暖簾をサッと

払って店内に入ると・・・外のピーンとはりつめた冷気とはまったく無縁な別世界に。

「今夜は寒いね~しばれるね~」と声をかけてきたのは細面に切れ長な目をした

小樽美人のお姐さん。

「こんな夜は、熱燗飲んで温まって行く」「それが最高さ~」

そういうのは四十に手が届くと思われる女将風の女性。

そんな時、店内に流れるダミ声の男が、見かけずに似合わず上手な節回しで、

裕次郎の俺の小樽を歌いだした。

これは私の過去の体験ですが、昔の小樽は坂の街というよりも、美人の街でした。

そのワケは、どうやら北前船と北のウォール街と言われた時代にあるようです。

そんなことはさておき「小樽は漁師町で北海道には珍しく港の人情味が残る街」

もし観光で訪れたなら、小樽花園町のネオン街の探検もお勧めです。

話は脇道に逸れてしまいましたが、「雪あかりの路」というネーミングは、小樽が

生んだ詩人・作家の詩集「雪明かりの路」からとったものです。



毎年2月になれば札幌雪まつりと並行して行われていますから、札幌までこられた折には

ぜひ小樽まで足をのばし、幻想的な夜を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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