札幌は雪が降らない。でも喜んでばかりいられないことに気が付きました。(汗)
どうしてかといえば、北海道に雪が降らないと「北海道」ではなくなるのです。
札幌雪祭り、層雲峡氷瀑まつり、そして小樽の「雪あかりの路」どれをとっても、
雪がなければ冬の観光イベントはダメージを受けてしまいます。
また、道内のスキー場も雪不足だと客足は遠のき、雪がない北海道を避けて、志賀高原や
苗場、湯沢などのスキー場に足が向くのは必然と言えます。
だいいち札幌市内のイルミネーションにしても、雪がなければ札幌とは言えません。
そんななか、朝のFM放送では「小樽雪あかりの路」の準備が始まったと聞きました。
やはり「雪のない小樽運河」は絵にならないでしょう。
われながら考えてみたら「夏の小樽は良く行くが。冬の小樽・・・」最近はまったく
行っていません。
冬の小樽は坂の街 ♪そのような歌があったような気もしますが、車で行く小樽の坂道は
恐怖以外の何ものでもありません (´ε`;)
そんなことから冬の小樽は鮨を食べに行くか、知り合いのBarに飲みに行くか、拉麺を
食べに行くぐらいでした。
そんなわけで「雪あかりの路」もまだ見ていません。札幌と小樽はとなり街ですが、
冬になると何故か億劫になってしまうのは、きっと寄る年波には勝てなくなったせいかも。
ただ、小樽市が主催している「雪あかりの路」というイベントがあるのは知っていました。
数年前にNHK札幌放送局が、「雪明かりの街」というドラマを制作したのを見た覚えが
あったからです。
木村愛里(札幌出身)演ずるヒロインが、高校時代の友人に頼まれ、母親と離婚をした
ガラス職人の父親に「雪あかりの路」で使うガラス球を依頼をするため生まれ育った小樽に
向かい・・・。
そんなドラマでしたが、父親役の深水三章が、頑固な職人役をとても上手に演じていたのを
はっきりと覚えています。
小樽の雪道を歩くと、寒い夜はキュッキュッと雪が泣き、一人旅の身には寒さが堪えます。
暖かさを求めて、つい引き寄せられるように、寒さでかじかんだ手で古びた暖簾をサッと
払って店内に入ると・・・外のピーンとはりつめた冷気とはまったく無縁な別世界に。
「今夜は寒いね~しばれるね~」と声をかけてきたのは細面に切れ長な目をした
小樽美人のお姐さん。
「こんな夜は、熱燗飲んで温まって行く」「それが最高さ~」
そういうのは四十に手が届くと思われる女将風の女性。
そんな時、店内に流れるダミ声の男が、見かけずに似合わず上手な節回しで、
裕次郎の俺の小樽を歌いだした。
これは私の過去の体験ですが、昔の小樽は坂の街というよりも、美人の街でした。
そのワケは、どうやら北前船と北のウォール街と言われた時代にあるようです。
そんなことはさておき「小樽は漁師町で北海道には珍しく港の人情味が残る街」
もし観光で訪れたなら、小樽花園町のネオン街の探検もお勧めです。
話は脇道に逸れてしまいましたが、「雪あかりの路」というネーミングは、小樽が
生んだ詩人・作家の詩集「雪明かりの路」からとったものです。
毎年2月になれば札幌雪まつりと並行して行われていますから、札幌までこられた折には
ぜひ小樽まで足をのばし、幻想的な夜を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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