私が手を加えたスニーキー・ピー
ト・キュー。いわゆるハスラー・
キューだ。
よく玉が入る。
新品価格が6,000円以下のハウス・
キューなので、それに手を加えて
カスタマイズした物は本物のスニ
ーキー・ピートであるといえる。
ベース入手価格2,000円台。
暫定的な自作現行下部リングの
パーツはそのうち、白樹脂削り
出しで製作する予定。ウエイト
バランサー用の穴あきコイン
仕込み仕様で。
これは販売されているスニーキー・
ピート。銘木が使われている。
高級ラインナップのスニーキーは
多い。20万円前後する物とか。
それらは、本質を外している。
これは有名カスタム・ビルダーが
作ったカスタム・キューのスニー
キー・ピート。
エフレン・レイエスも今はこの
タイプのキューを愛用している。
10年ほど前からエフレンはそれ。
私がフル・リペアで手を加えた
スニーキー・ピート。
リングは標準でTAD風。
マスワリ製造キューだ。
カスタム・キュー以外の持って
いるキューで一番入れが堅い。
ただ手玉の出しコントロールは
別のキューのほうが良い。青い
瞳のステラのほうが。
これは3,000円、ブルーアイズは
1,900円だった。
私がフルリペアした激安キュー。
通称ブルーアイズ。細めていずに
芝生の下で眠っている。
現在、最高のパフォーマンスを
見せる私のメイン・キュー。
撞き味は1980年代のアメリカン
カスタムそのものだ。
80年代末期製。
友人のカナダ人がアメリカのと
ある有名ビルダーにスニーキー・
ピートを作ってもらっていた。
撞かせてもらったら、滅茶苦茶
良かった。
何これ?だった。
金額聞いてびっくらした。
日本円で5万円台だった。
その作者のファンシー・カスタム
なら80万円以上する時代。
激安なのに性能抜群。
これがスニーキー・ピートのスニ
ーキー・ピートたる真髄だ。
いうなれば、豆腐屋のハチロクみ
たいなもの。
蝶のように舞い蜂のように刺す(違
そりゃカシアス・クレーだ。
一見どノーマルで激安なのに高い
性能。
それがハスラー・キューの美学だ。
オートバイなどにも通じる。
ゴテゴテしたエクステリア着けま
くりで冴えない走りをしている
よりも、一見どノーマルなの
に要所は外さないチューンで
切れの良い鋭い走りを見せる。
それ。
それが、ハスラー・ライディング。
スニーキー・ピートの世界が展開
される。
一見、何の変哲もないハウス・
キュー。
しかし、撞き始めたら超絶技巧を
フルカバーする。
それがスニーキー・ピート・キュー。
ハスラーとはこういう感じ。
客等「テーブル、あいてるかい?」
店員「ご覧の通りさ」
(映画『ハスラー』(1961)から)