今のサンタマリアノヴェッラ教会以前に礼拝堂があったらしいが、
1200年代にドミニコ会の修道士が今の地にこの教会を作り、
薬草を栽培し薬剤を調合したのが、サンタマリアノヴェッラ薬局の
始まりとか。
この前の広場はサンタマリアノヴェッラ広場といい、すぐ近くの駅はサンタマリア
ノヴェッラ駅といいます。
若干、駅近くの方が猥雑な感じがしないでもない。
この広場の周りは、ホテルに囲まれているのですね。少々広い広場。
広場といえば、イタリア語で広場はPiazza(ピアツァ)といいます。
なんか、Pizzaと似てませんか?丸っぽい広場が多いので形からピザに
なったのかと思いましたが、まったく違いました
建物の住所も、何とか通り、だけではなく、Piazza何なに等の表記がよく見られます。
それほど、広場が多いのですが、フィレンツェの広場は広場というイメージよりも
ずいぶん小さなものが多く、それ広場なーんて感じなので、迷ってしまうことも。
余談ですが、アメリカなどは広場をスクエアと表現する場合が多いですよね。
やはりこれは、都市の生成と深く関係があるのだな~と今更ながらに
気づきましたアメリカは碁盤の目状に街が計画されているので、当然、
広場も四角形。ヨーロッパの都市は教会などを中心に放射線状に広がって
発展しているので、四角とは限らない。ピカデリーサーカスのCircusも
サークルの意味でしょう?なーんて事をイタリアで考えました
話は戻って、サンタマリアノヴェッラ薬局ですが、有名な割にひっそりと分かりにくーく
存在しています。丁度、上の写真で言うと、左に切れて写っているのが、
ホテルでその裏側になるのかないや、駅と広場の間という事
とにかく、あまり明るくない雰囲気の場所にあります。
日本風に表現すると、間口半間というかんじか?だいたいあちらって
日本と違って、派手派手な看板とかないじゃない。恐る恐るドアを開けると・・・
左手には誰やらの古そーな像などもあり、とても薬局には思えません。
中のドアを開けていよいよ売り場ですが、まあ、なんという事でしょう
美術館かよとでも言いたくなるような格調高い雰囲気。
そしていい香り~。
もっと写真を写したつもりで、ないのよね~その他二名のカメラを見てもないのよ。
きっと雰囲気の荘厳さにお登りさんの我々は口をあんぐり開けて、
お店の中を見ていたのだろうな~。
日本語の商品説明もあります。ただね、レジのお姉さんの所で聞かなければ、
商品の値段はわからないのよ。その商品説明の紙も立派。持ち帰りました!
商品のお試しも出来るの。待っている間、せっせと試しました
ビックリしたのがね、先客のお金持ちそうな日本人夫婦がお土産でしょうか?
3種類くらい入った商品のセットを50個も買ってた
ここの商品のお値段、ご存知の方はご存知ですよねどんだけ~と思いました。
きっとこういう方達はフェラガモのワイナリーにでも行って、日本で買えばお高い
ワインをクロネコ海外便で送っているのだわ!と思います
で、私などあまりの建物の雰囲気に負けて入れないプラダの本店などに
ツカツカ入っていって、プラダを着た悪魔にでもなるのだわと思いました
プラダのショウウインドウを覗いただけで、恐れ多くて〜
またまた薬局に話は戻って・・・
お高いといっても日本で買う3分の1近く安いのではあるけれど。
ボディーミルクやリンス等とても匂いも良いで、洗い上がりの髪もしっとり
違います!今までは石鹸しか使ったことがなかったので、お値段の事もあり
あまり買ってこなかったけれど、今度行ったら、もっと買ってこよう。
やっぱり、だてに最古の薬局ではないな。
フィレンツェにはこの他にもメディチ家御用達のお店とか、薬草を使った
古くからある薬局が数件あり、使い比べるのも面白いかも。
お土産でもらった時には、豪勢に使っていたけれど、自分で買うと
ケチケチ使ってます