田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

吉野ケ里歴史公園(上) 弥生の遺跡に咲く古代ハス

2018年06月20日 | 吉野ヶ里

 テレビのローカルニュースで、吉野ヶ里歴史公園の大賀ハスが開花したと報じていました。早速出かけました。

 西口ゲート前の広場はクローバーに覆われていました。係員に蓮池の場所を尋ねると、昼頃は花を閉じていると言います。

 「南のムラ」の近くに小さな蓮池がありました。大賀ハスとは、昭和26年に2千年前の地層から発掘された3粒のハスの実から、1粒だけ大賀一郎博士が開花に成功したものです。子どもの頃に、児童雑誌で大賀ハスの紹介記事を読んだ記憶があります。今日が初見です。

  やはり蓮の花は閉じていました。向こうに「南のムラ」の古代住居が小さく見えています。公園のホームページによると、蓮は地下茎で増やすことが可能なため現代の蓮と交雑せず、この花は2千年前の姿のままだそうです。いま目にしているのは弥生時代と同じ風景です。

  小さな池を回ってみると、少し開いている花もありました。

  蓮の花は清浄な感じがします。

 

 この日はもう一か所、訪れたい場所がありました。蓮池を後にして、復元建物が並ぶ「倉と市」のゾーンを歩いていきます。

 

 吉野ヶ里遺跡には何度も来ていて、この風景にもすっかり馴染みました。昔にタイムスリップして、弥生時代の村を歩いているような気分になります。

  園路の路傍に咲いている野草です。下の写真の花は園芸種だと思います。

  ネジバナ

  ヒメジョオン

  次回へ続きます。

 

 

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
mikki様 (九州より)
2018-06-22 22:23:11
今晩は。
こちらこそよろしくお願いします。
吉野ヶ里については何度か投稿しています。
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Unknown (mikki-21331k)
2018-06-22 12:19:49
シェアさせていただきました。よろしくお願いいたします。
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こんにちは (九州より)
2018-06-20 18:10:21
大賀ハスは現在のハスと変わりはありませんでした。
でも昔少年雑誌で読んだ実物を数十年たって自分の目で見るとは、何だかロマンがあるような気がします。
ここの歴史公園は広大なので、ウォーキングと孫遊びを兼ねて年に何度か訪れます。
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いつもの事ですが (やれこら)
2018-06-20 17:44:35
素晴らしい写真からその場にいるような錯覚にとらわれてしまいます。
大賀ハスの事は,私も新聞記事で目にとめた記憶が有ります。二千年前と同じ姿を見ることが出来,高床式の建物や広々とした静かな佇まいの景色と重ね,弥生時代を感じることができました。次回も楽しみにしています。
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