田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

星野村の山上湖に自生するオグラコウホネ

2018年06月18日 | 日々の出来事

 星野村にある麻生池に来ました。標高3百メートル、周囲が7百メートルの自然湖です。

  ここにはキャンプ施設があって、ロッジやバンガローが池の周囲に並んでいます。

  実は新聞にオグラコウホネが見ごろとの記事が出ていたのです。

 見頃といっても小さな花で、花を愛でるというものでもありません。花びらのように見えるのは萼片で、中に花弁や芍があります。5月から9月にかけて咲きます。

 静かな湖面に黄色い彩りが点在する風景を楽しみます。

 明治期の明星派の詩人たちが天草などを旅した「五足の靴」という旅行記があります。そこに北原白秋の故郷柳河の掘割に、河骨(コウホネ)が咲くとの描写があります。いまは掘割に花はなく、オグラコウホネは絶滅危惧種に指定されています。

 レストランと四阿です。四阿の横では、男女の若者たちがバーベキューを楽しんでいました。そのやり取りをすぐ隣で聞いていたら、高校や大学生の夏にキャンプをした時の情景が甦ってきました。あの頃は私も若かった。

 大きな鯉の群れが泳いでいました。山上湖なので水の透明度は思ったよりあります。この辺りは茶の文化館や天体望遠鏡を備えた星の文化館、温泉宿泊施設などがあるリゾート地になっています。

 山道を帰る途中、あちこちで田植えが始まっていました。山つきの米は美味しいと云いますが、水のせいでしょうか。

 

 

 

 

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