田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

街のランドマーク

2015年12月18日 | 日々の出来事

  久留米の街なかを歩きました。仕事をリタイアしてからは街の中心部を歩くことは少なくなりました。商店街が寂れてしまい、街歩きの楽しみが減りましたね。

 写真は「カトリック久留米教会」です。

 久留米でのカトリックの歴史は江戸時代にさかのぼります。16世紀末、久留米領主であった毛利秀包がキリスト教を庇護し、城の近くに教会堂を建立します。 当時、久留米地方のキリシタンは7,000人に達していたといわれます。

 その後、キリシタン禁制により迫害され、潜伏の時代になります。復活するのは明治になってからで、1878年にミカエル・ソーレ神父が久留米に赴任し、再宣教が始まります。

 現在地の教会は1955年に献堂されたもので、幼稚園を併設しています。

 

 この教会は、久留米市のメインストリートである明治通りに面しており、街のランドマークになっています。

 

  昔は教会前の歩道にずらりと露店が並んでいました。

 教会を少し西に歩くと、何やら大きな建物が建設中です。「久留米シティプラザ」です。老朽化した現在の市民会館の後継施設になります。市民会館の建て替えについては随分前から検討されていましたが、用地の問題と資金面で今日まで実現しませんでした。

 最近の文化ホールは、広い駐車場が確保できる郊外に建設されることが多いのですが、ここは町のど真ん中です。廃業したデパート跡地と市が整備した施設を解体して、2街区にまたがって建設されます。少し細長い施設になります。

 そのせいか、大ホールは収容人数が1,500人と多くはないのですが、シューボックス型で4階席まであります。決定に当たっては場所の問題などで議論がありました。これが街なか再生の起爆剤になるとよいのですが。

  

  

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