テレビのローカルニュースで、吉野ヶ里歴史公園の大賀ハスが開花したと報じていました。早速出かけました。
西口ゲート前の広場はクローバーに覆われていました。係員に蓮池の場所を尋ねると、昼頃は花を閉じていると言います。
「南のムラ」の近くに小さな蓮池がありました。大賀ハスとは、昭和26年に2千年前の地層から発掘された3粒のハスの実から、1粒だけ大賀一郎博士が開花に成功したものです。子どもの頃に、児童雑誌で大賀ハスの紹介記事を読んだ記憶があります。今日が初見です。
やはり蓮の花は閉じていました。向こうに「南のムラ」の古代住居が小さく見えています。公園のホームページによると、蓮は地下茎で増やすことが可能なため現代の蓮と交雑せず、この花は2千年前の姿のままだそうです。いま目にしているのは弥生時代と同じ風景です。
小さな池を回ってみると、少し開いている花もありました。
蓮の花は清浄な感じがします。
この日はもう一か所、訪れたい場所がありました。蓮池を後にして、復元建物が並ぶ「倉と市」のゾーンを歩いていきます。
吉野ヶ里遺跡には何度も来ていて、この風景にもすっかり馴染みました。昔にタイムスリップして、弥生時代の村を歩いているような気分になります。
園路の路傍に咲いている野草です。下の写真の花は園芸種だと思います。
ネジバナ
ヒメジョオン
次回へ続きます。
大賀ハスの事は,私も新聞記事で目にとめた記憶が有ります。二千年前と同じ姿を見ることが出来,高床式の建物や広々とした静かな佇まいの景色と重ね,弥生時代を感じることができました。次回も楽しみにしています。
でも昔少年雑誌で読んだ実物を数十年たって自分の目で見るとは、何だかロマンがあるような気がします。
ここの歴史公園は広大なので、ウォーキングと孫遊びを兼ねて年に何度か訪れます。
こちらこそよろしくお願いします。
吉野ヶ里については何度か投稿しています。