田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

コンニャクを買いに道の駅へ

2022年02月14日 | 日々の出来事

 「道の駅たちばな」で買い物をしました。八女市立花町にある比較的小さな駅で、国道3号が小栗峠へさしかかる麓にあります。裏山は竹林。ここは竹林が多く、町の特産物は筍なのです。旬の季節には道の駅で購入した筍を大釜で湯がいてくれるサービスがあります。

 買い物といっても、この日買ったのは甘辛煮にするコンニャク一個だけ。近くの山中にある豆腐屋が出荷しています。値段は少々高めですが、コンニャク芋から作る手作りです。豆腐店とはいっても元々はコンニャク専門店で、以前ドライブの折りに店頭で買い求めたことがあります。道の駅に並ぶのは、こうした近郊の見知った店の品物ばかりです。

 ときどき道の駅で総菜や農産物加工品を買います。総菜の出荷者は個人名が多いですね。基本、スーパーのような添加物がないので雑味がなく、おふくろの味がします。ただ量の割には消費期限がその日限りか、加工品でも数日間というのが一人暮らしには難点です。 

 「道の駅たちばな」は熊本県の近く。ここから県境の小栗峠へ長い坂を登っていきます。急カーブが続き、一方でスピードが出やすいので重大事故が多い路線です。県境の峠を越えると急坂の下りになり、坂の下には「道の駅かほく小栗郷」があります。

 ここ立花町は作家、五木寛之の生まれ故郷です。前に紹介したことがありますが、この先の小栗峠に戦後、朝鮮から引揚げてきた父親が開いた峠の茶屋がありました。

 昨日は雨。でも一昨日は春を思わせる暖かい日でした。田園に車を走らせていると、いつの間にか、そこかしこに菜の花が咲いています。日が永くなり、陽光も強くなりました。まだ寒い日もあるでしょうが、三寒四温を繰り返しながら季節は移ろうとしています。

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  つばき館でハイドゥンが開花 | トップ | 植木市が開催中 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々の出来事」カテゴリの最新記事