
同級生達とプールに行った時の写真を見て、大和は他の同級生よりちょっとゴツく感じました。
うちは元々華奢な家系で、体の成長も遅いのですが、大和は少し違うような気がします。
理由を考えてみますと、兄貴達とは練習内容が全く違ったことから、筋肉や体幹の鍛えられ方が違うということが考えられます。
兄貴達は私の勉強不足でただただ練習をしていた時期が長かったのですが、徐々に体幹トレーニング等を学び、また、体幹を鍛える為に、寝技に重きを置いた練習にしました。
寝技で勝つだけが目的ではなく、寝技で体幹が身に付けば、受けも強くなるし、立ち技にも繋がるのではないかという考えでやっていました。
阿部選手のように一本で投げる技を磨けば、寝技なんて必要がないとか、寝技なんて大人になってからでいいとか、色々と言われはしましたが、全員が阿部選手のような能力があるわけではないし、指導法は各人違うから・・と思ってました。
日頃から山に登ったり、田んぼを走り回ったりしている子供達と、携帯ゲームで育ってきた子供達が、足腰や体幹で勝負して勝てるわけがなく、馬跳び、手押し車、その他諸々のトレーニング+寝技を重視しました。
あらゆる場所、機会でパクって、試して、朝から晩まで考えて、勉強して、改良して・・。
今考えると楽しかったな〜。
寝技も立ち技もまだまだこれからですけど、まだまだ脇毛もなくツルンツルンたし、成長線も残ってるようなので、これからもコツコツあるのみです。
ま、本当に指導法ってのは様々で奥が深い。
人の指導法を否定することなんて、幾らでも出来るけど、自分は否定せずに、何かプラスになることはないかだけしか考えていなかった。
こんな自分に、今でも指導法を聞きにきてくれる方々がおられますが、人から話が聞けなかったり、生かせるものはないかと考えれない人も多い中、本当に凄いことだと思います。
そんな時は、自分もして貰ってきたように、全力でお答えしたいと思います。