何かここに来ていろんなことを考えるんです。
子育てはまだまだ終わってないですが、我が子への指導ってのはもう終盤に差し掛かってるわけです。
いや、3人とも家を出てしまってるので、もう終わってるのかも知れません。
少年柔道で酸いも甘いも様々な経験をさせて貰いましたが、少しの時間、少しの距離を置いて見てみると、『現役』時代には感じなかったこと、気づかなかったことが出てくるわけです。
あ〜諸先輩方は、こういったことが言いたかったんだな。
とか、
あ〜自分も周りから見ると、こんな感じに見えてたんだろな。
とか。
でも、たとえば、
『のびのびさせてやれ』
『今のままじゃ潰れるぞ』
と言われても、
あんたに何が分かるねん・・
と反発するだけで、そういった類のことは雑音として受け入れなかったわけです。
だから、自分が散々嫌な思いをしたので、今そう感じたとしても言わないでおこうという気持ちが働いてしまう。
しかし、よくよく考えてみると、どんなことを言われてもスッと耳に入ってくる方々もおられ、考え方から何から変えて貰った。
大和なんかはまさにそんな方々から学ばせて貰ったことで、私自身の考え方に変化があり、良いも悪いも『のびのび感』があったように思うし、今、少年の練習に行った際、必ずと言っていい程、
大和は勝ちにこだわりながらも、楽しそうにしてたなぁ〜。
と言われます。
というわけで、
後輩が聞きたい話は失敗から学んだことであって、自慢話や武勇伝ではない。
真に相手を思う気持ちがなかったり、伝える側の人間性が高くなければ伝わるものも伝わらない。
と言うわけで、やっぱり一生勉強だな。