先日、少しだけ釣りに行きました。
釣りクラブのメンバーをギャフンと言わしてやろうと意気揚々向かいましたが、ま〜釣れません。
あ〜でもない、こ〜でもないと時間だけ過ぎていきましたが、そこに1人の老人がやってきました。
すると、この老人、私達を尻目にほぼ入れ食いで釣り上げていくではないですか。
くそッ!どうせ装備がいいんだろ!?
それとも餌ですか!?ケッ!
と見てみたがそうでもない。
むしろ、我々の方が装備がいいくらい。
その後、じ〜〜っと横目でチラチラ見てましたが、どこに差があるか分からない。
くそッ!でもすげ〜!どうしてだ!?
で、思い切って、
す、凄いっすね・・自分と一体どこが違うんでしょうか?
と話かけてみた。
すると、
兄ちゃんな、釣りが上達する一番の近道はな、よく釣ってる人から話を聞いて真似するんが一番なんや。
だから、わしに質問してきたのは正解や。
いつまでも、何でや!?何でや!?と餌や針を無駄遣いしてるだけじゃ何も変わらん。
先人から教えを受けて、そこに自分なりの工夫を加えて成長していくんや。
(ほぉ〜何か深い話やな、で、とりあえずおっちゃんの使ってる針欲しいな・・)
でな、わしはな、定年退職してな、時間があるから朝から夕方までずっとこうして釣りしてるんや。
だからな、潮の流れも何もかもメモに付けてな・・(気持ち良くご指導くれてはる!でも、とりあえず針が欲しい!)
でな、昔はもっと魚は釣れよった!今はあかん!若い漁師が根こそぎ取ってしまうからな。
昔の海に戻すにはな・・
(老人!ありがたいけど長ぇ〜っす!釣りさせて!)
で、30分くらいかな?情熱あるありがたいお話を聞かせて貰った後、
あの・・使ってる針を1本頂けないでしょうか?
と言ってみると、心良く針を恵んでくださり、直ぐさま仕掛けをかえてチャレンジ。
何と!一瞬で釣り上げることが出来ました。
ま〜老人の話は釣りに越したことではなく大変勉強になりました。
常に向上心を持ち、その道に長けた人間から話を素直に聞く。
先日からの教えを自分なりにアレンジして更なるものにしていく。
まさに柔道の指導にも言えると思います。
頭を下げ、老人に教えを請ったことは間違いなくプラスになりました。
で、急に姿が見えなくなり、それまで全く釣れていなかった私が急に釣り出したことを察知した釣りクラブメンバー。
アンテナを張っているので、
うん?なぜ急に釣り出した?あの老人か?あの老人に聞いたんだな?どんな話だ?何だ?
と気がついた。
やるやないか。
でもって、間髪入れずに私と同じように教えを受けていた。
ま、針までは貰ってなかったがね。苦笑
早く釣りに行きたい。
ギャフンと言わしたい。