全小体重別の結果を見ますと、入賞者の中には、これまで試合や錬成会でご一緒させて貰ったことのある選手がたくさんいました。
これらの選手に共通することは、勿論、類まれなセンスや体格、成長の早さなどもあるんでしょうが、やはり熱心な指導者の下で指導を受けている選手が多いような気がします。
最近、特に思うのですが、全国大会で優勝(入賞)するって、『普通』では難しい話だと思うんですよね。
必死になって努力している者の中でトップを目指すとなると、なかなか普通のことをしているだけでは不可能なのかなと感じています。
柔道に限らず、スポーツ界において、名物監督、名物親父といった言葉があり、私自身はイコール愛情、情熱に満ち溢れたものだと解釈しておりますが、一方からは、特異、常軌を逸していると揶揄嘲笑され、指導者の皆様も、
何を必死になっているのか。
小学生のうちから頑張ると伸びない。
こんなことを耳にしたのは一度や二度ではないでしょう。
このような雑音を物ともせず、他人様の子供に対して、金銭的、時間的に労を惜しまず、努力されている姿、また、こういった方々は、年齢や経歴で人を判断せず、他人を認めることが出来る方が多く、更には、意外なまでに利己主義な人間も少ないことに気がつかされ、そんな姿には本当に敬意を払います。
関係者の皆様、本当におめでとうございます。
私も見習って、自分に言い訳せず、他人を妬まず、僻まず一生懸命やっていきたいと思います。
さて、この度の大会で私が個人的に注目していたのは5年男子軽量で優勝した選手。
5月の全少で初めて試合を見た時に度肝を抜かれ、上には上がいると痛感するとともに、こんな選手がいたのかと感動を覚えました。
兵庫県代表選手も誰もが認める素晴らしい選手でしたが、強豪揃いの全国大会で優勝し、しかも、姉弟で日本一ってんだからとんでもない話です。
きっとその裏にはとてつもない努力と苦労があるんだろうなと、これもまた励みになりました。
世の中に頑張っている人間はたくさんいる。
何でもそうだが、頑張ってないと挑戦権も与えてくれない。
何でも、まずは頑張らねばな。