漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2025.3.02 ( 第21戦 ) そのときは突然やってきた。  石川県能登半島西海漁港

2025-03-03 03:47:45 | 海釣り

昨日は非常に良好な天候に恵まれながら、惨敗に終わってしまいました。

徹夜で運転してきて、重たい荷物を担いで歩いて、強い日差しの中で釣りをして、

肉体的にかなりの疲労を感じたので、早めに切り上げて秘密のアジトへ。

ゆっくり風呂に浸かってから、缶チューを飲んで、テレビを見ていたら、

すぐに爆睡したようで、気が付いたらちょうど深夜零時でした。

目覚めると、けっこう体が軽く感じられて、筋肉痛もだるさも消えてました。

釣りエサのアオイソメがぜんぜん減ってなかったので、このまま全部を

塩イソメにしてしまうのも勿体ないし・・・まだ、まる一日時間は有るし、

午前中だけでも竿を出してみるか?と思い立ったら即行動。

再度出撃しました。

 

天候は気温が高いものの下り坂で、ぽつぽつ雨が降り始めてました。

雨だと車から離れられないので、昨年末に2匹釣れた漁港の奥から竿を出しました。

 

 

暗いうちはアナゴでも来てくれたらよいか、とお気楽モード。

竿4本をセットして、青イソメを大量房掛けにしてドボンと放り込みました。

お土産にするために、あなご、チヌ、カサゴ、メバルなど、なんでも狙いの、

市販の黒ハリスの丸セイゴ14号を使用しました。

その他は面倒くさいので、寄せエサは無し、タモ網の用意は無しです。

AM2:00スタート。

30分ごとに仕掛けを回収してエサチェックしますが、どれも齧られた形跡は無し。

14号針に追加で青イソメをどんどん付け足そうとするのですが、まったく齧られずに

もどってきて、ぜんぜん減らないので、付け足すこともできず・・・

無理して10匹掛けのダンゴ状態にして再びドボン。

 

AM4:40

2時間ほど打ち返しても何も当たらずで、雨も強く降ってきたので、

集中力が薄らいできました。

車の中でMRO放送聴きながらケイタイをいじったり、缶チューハイを飲んでたりして

過してましたが、退屈です。

「ちょっと朝まで寝るか」と思い、ウトウトしかけていたら、

とつぜん、

ガラスごしにLED赤ランプが20cmほど激しく上下に揺れるのが見えました。

慌てて車から飛び出て、左から2本目の竿に近寄ると、再び大きなアタリ。

竿を手に持って、ラインを少し弛ませてやると、すぐに力強く引っ張り込んで

竿先をゴンゴン曲げたので、とっさに空アワセを入れると・・・

ゴツンと根掛かりしたような衝撃のあと、さらにグイグイ引き込みながら

抵抗して走り出しました。そして何度も強烈に締め込みました。

うわーっ、しまった、これはチヌか真鯛やわ、どうしよう、タモ無いし、

うーん困った、これPE0.8号やけど大丈夫かな?

ヨリトリゴム噛ましてるし大丈夫かな? 

いろんな心配が頭の中で渦巻きました。

フルキャストした遠くから足元まで、かなりの距離をずっとグイグイと力強い

抵抗に遭いながらもなんとか耐えて、

ポンピングしながら慎重にリールを巻いて足元まで寄せてきましたが、

最後まで力強く抵抗して底へ潜ろうとしました。

投げ竿の反発で浮かせました・・・が、・・・ヘッドライトをあてても

「ギラッ」が見られず、暗い海の中で正体が判りません。

ん? コイツなんや? 何者や? 

抜き上げられそうだったので、岸壁の上へ「せーの」で抜き上げると、

このとき初めて白い魚体がバタバタ跳ねているのを確認できました。

「うわっ、ごついカレイやわ、」

 

ひっくり返して

 

マコガレイ (  オス  ) 41センチ

 

ええっー? こんな暗い時間に釣れた?  カレイがこんなにグイグイ力強く引くのか?

セオリーって無いもんやな。

 

やりましたわ。2025年になってやっと1匹目のカレイです。

いやー、長かったですわ。

西海漁港の神様が微笑んでくれたのですわ。神様おおきに。

 

 

 

 

夜が明けて、まったりとした朝です。

ここまでこのカレイのアタリだけです。

 

 

AM 8:00

いちばん左の竿が再び大きく揺れてアタりました。

おおーっ? ひょっとして今日2匹目のカレイか?

竿に駆け寄って、様子を伺うと・・・

何度も大きく引き込んで硬い竿が三脚の上でビクン、ビクン揺れました。

竿を持って空アワセを入れると、これもまたズドーンと重たい感触でした。

コイツも力強く抵抗してましたが、残念ながらリールを巻いている途中で

浮いてきて海面を割りました。

 

 

 

姿を見てガクッ。

デカいヒガンフグでした。

 

その後もアタリは無く、深谷の自宅へ帰らねばならないので、AM10:00 終了しました。

 

 

 

 

持ち帰ったカレイは痩せてました。

腹を開いてみると、ハラワタしか入ってなくて、

産卵後の空っぽの腹でしたが、白い精巣の一部が見られたので、オスでした。

 

今回、今年初めてカレイが釣れてくれて、ほっとしています。

ただでさえ釣れなくなってきている冬の魚たちですが、

あの力強い引きを味わうと、なかなか他には移れないです。

 



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