梅雨前線が活発化していた日曜日の夕方に、能登半島周辺の河川の河口でスズキかクロダイを
投げブッ込みで狙うつもりでした。ちょうど能登町の河川で良さそうな場所を見つけたので、
車を横付けして、竿2本を出して釣り始めましたが、そのころから雨が猛烈に降り出しました。
そして七尾で洪水警報が出されたので、もし河川で増水したら夜釣りどころではなくなると
危険回避をすることになりました。
河川の無い珠洲市蛸島漁港へ転進して、PM22:30から夜釣りを始めました。
車中泊を兼ねて、ここで夜明けまで粘ることにしました。
しかし、漁港全体が震災で全滅しているような状況で、岸壁は全て崩れ落ちており、
車を横付けできる場所さえなかなか見つかりませんでした。
冬場にカレイ釣りをしていたときの海底の様子を思い出して、なんとか竿2本を出して
車の中から竿先に付けたLEDランプを眺めることに。
最初の1時間はなるべく水深のあるドロ底へ投げ込んでいましたが、全くアタリが無く、
アオイソメも齧られず、ヒトデしか釣れなかったので、いつも全く期待していなかった
漁港の奧の浅場へ投げ込んでみることにしました。
投げる方向を浅い漁港奥のほうへ変えて投げ込むと、今度は、激しいエサ取りの連発でした。
投げ込んですぐに、竿先にビンビン、コツコツ、明確なアタリが連発しましたが、
なかなか丸セイゴ15号のハリに乗らず、エサばかり取られて時間が過ぎてゆきました。
豪雨が一晩中続いていたので、そのうち車から出るのも面倒臭くなり、
途中で、竿をほったらかして、カーラジオを聴きながら晩酌してたら、
いつのまにか爆睡してました。
じつは、前日、土曜日の夜に、ここ、蛸島漁港の堤防へキジハタを狙いに訪れたのですが、
堤防のテトラ帯でのアタリは皆無でした。連休中でしたので、多くの釣り人に攻められて、
ほとんど抜かれてしまったのではないかと思いましたが、代わりに港内のあちこちで
シーバスがボイルしていたので、ひょっとして投げブッ込みでも釣れるかな?と
思ったのですが、ダメでしたね。